東日本大震災から15年:災害への備えと意識の現状
2026年で東日本大震災から15年を迎え、日本では地震や台風をはじめとする災害の脅威が依然として存在します。さらに水道や下水道といった社会インフラの老朽化も進んでおり、自然災害に加えてライフラインの停止といったリスクも考慮しなければなりません。これらの背景を受けて花王株式会社は、「災害への備えに関する意識と実態」の調査を実施し、その結果を今後の防災行動に役立てるために公開します。
調査の主な結果
調査の結果、特に若年層の備え不足が目立つことが明らかになりました。具体的には、災害への備えが最も低いのは20~30代の若者たちであり、年代が上がるにつれて備えがしっかりしていく結果となりました。一方、障害を持つ方や高齢者は、一定の備えがあってもなお不安を抱えていることも分かりました。
これらの結果から、現在の課題を把握し、防災に対する個々の行動を見直す必要があります。
災害への備えの実態を探る
調査では、特に不安度が最も高いのは地震であるとされ、その後に停電や断水といったライフラインの停止が続きました。障害者の方々の不安が際立っており、およそ36%が「災害を乗り越えられず、多くの困難を感じる」と回答しています。
さらに、備えが不十分な理由として「面倒」「わからない」「お金がない」といった意見が多く挙げられています。中でも、若年層や単身者は「公助」に期待する傾向が強く、自らの備えについて意識が低い傾向が見受けられました。
若年層や単身者の備え不足
災害対策が十分でない現状は、特に単身者において顕著です。調査によると、単身生活を営む人々は備えを全くしていない割合が31%に達し、家族と同居している人たちの13%と対照的な結果となりました。さらに、必要な備蓄品の中で最も重要とされる飲料水の備蓄率も、70代では69%に対して20~30代ではわずか38%しかありません。
災害がいつ起こるか分からない中、自助の意識を高めることが求められています。啓発活動や情報提供を通じて、将来に備えた行動を促す必要があります。
知識と行動の必要性
日々の生活の中で少しずつ備蓄を進めていくことが重要です。水や食料などの基本的な物資を揃えておくことで、非常時に備えた心構えができると考えられています。問題を具体的にイメージできていない人々が多い中、まずは「これだけは持っておきたい」という優先品リストを作成することから始めましょう。
共助の重要性
特に高齢者や障害者の方々にとっては、個人の備えだけでなく地域の助けも不可欠です。日常から、地域や職場での助け合いを意識し、助けが必要な人に声をかける習慣を持つことが推奨されています。災害は誰にでも訪れる可能性があるため、お互い助け合い、支え合う意識を持つことが重要です。
防災を「自分ごと」として捉えよう
私たちが災害を他人事として認識しがちな中、災害のリスクが増加していることを忘れてはいけません。まずは自分自身と家族の生活がどのように影響を受けるかを想像し、具体的な備えを始めることが重要です。自助と共助の双方を意識しながら、日常生活に防災行動を組み込んでいきましょう。少しずつの行動が、大切な人と自分自身を守る第一歩となります。
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