ごみゼロチャレンジ
2018-10-23 11:03:43

ごみゼロを目指すリポビタンDチャレンジカップの取り組み

ごみゼロを目指すリポビタンDチャレンジカップの取り組み



2018年11月3日、東京の味の素スタジアムで開催された「リポビタンDチャレンジカップ2018」において、日本代表とニュージーランド代表の試合が行われました。当日の注目ポイントは、従来の使い捨てカップに代わり、リユースカップを導入したことです。この取り組みは、環境への負担を軽減するための重要なステップです。

リユースカップの詳細



今回の大会では、スタジアム内の売店8店舗及び立ち売りの販売員がリユースカップを用いてドリンクを提供しました。提供される飲料は、生ビールや缶ビール、缶チューハイ、ハイボール、さらに一部のソフトドリンクです。ただし、ホット飲料やペットボトルの飲料は対象外となっていました。

リユースカップを利用する際には、ドリンク代に加えて300円のカップ代が必要です。使用後はカップを記念品とし持ち帰ることが推奨されていますが、必要ない場合は売店のスタッフに返却することができ、カップ代も返却されます。この活動によって、カップ代の1%は日本ラグビーフットボール協会に寄付され、ラグビーの普及や振興にも貢献しているのです。

リユースカップとは



リユースカップは、紙コップやプラスチックカップとは異なり、洗浄後に繰り返し使用できるカップです。このカップはポリプロピレン製で、耐熱性や耐冷性を兼ね備えているため、軽くて割れにくく、野外フェスティバルや地域の祭りなどでも利用されています。有名な例としては、「ap bank fes.」におけるMr.Childrenの取り組みや、京都の祇園祭での導入があります。

リユースカップの利点



リユースカップの導入には多くのメリットがあります。使い捨てカップは製造、輸送、廃棄といった過程で多くの原材料やエネルギーを消費し、二酸化炭素も排出されるのに対して、リユースカップは繰り返し使用することでその環境への影響を大幅に削減することが可能です。

たとえば、紙コップ1個の重さは約11gですから、10,000個を使うと合計110kgにもなります。さらに、来年のラグビーW杯全48試合で毎回10,000個の紙コップが使われると、48万個、つまり5.28トンものごみが出ることになります。しかし、これをリユースカップに切り替えれば、膨大な量のごみが削減・抑制されることになるのです。

取り組みの背景と成果



このリユースカップの導入は、NPO iPledgeや無限利活用団体の協力を得て展開されています。また、東京都の「チームもったいない」にも参画しており、地域の環境保全にも寄与しています。本企画は、独立行政法人環境再生保全機構からの助成も受けたことにより、幅広い支援を受けて成り立っています。

環境問題がますます重要視される中で、スポーツイベントにおける持続可能な取り組みは、参加者や観客にとっても意義のある体験となります。リポビタンDチャレンジカップのような試みがますます広がることを期待しています。

会社情報

会社名
特定非営利活動法人 アイプレッジ
住所
東京都渋谷区神宮前1-10-34原宿コーポ別館308
電話番号
03-6804-3003

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