株式会社SAMANSAが、国内最大級のクラウドファンディングプラットフォーム『MOTION GALLERY』と下北沢の映画館『K2』と手を組み、ショート映画制作支援プログラム『TRIPLEX』を始動しました。このプログラムは、配信サービス、映画館、クラウドファンディングプラットフォームが初めてタッグを組んだ画期的な取り組みで、資金調達から劇場公開・配信までをサポートすることで、クリエイターに新たな映画制作の機会を創出し、日本のショート映画産業の活性化を目指しています。
『TRIPLEX』では、25分以内のショート映画の脚本または企画を一般募集し、選定された企画は『MOTION GALLERY』でクラウドファンディングを実施。ファンからの支援に加え、SAMANSAが最大1,000万円まで追加の資金援助を行うことで、制作費の不足を補完します。さらに、完成した作品は下北沢の映画館『K2』で劇場上映され、その後SAMANSAで1年間配信されます。企画によっては、長編化企画へのサポートも検討される予定です。
『TRIPLEX』の特徴は、クリエイターとファンが密接につながる仕組みにあると言えます。クラウドファンディングを通じてファンコミュニティを形成し、ファンは製作段階から作品を応援することができます。また、完成した作品は映画館で上映されるため、クリエイターは観客からの生の反応を得ることができ、作品をより多くの人に届けることができます。
『TRIPLEX』は、単なる資金調達プログラムにとどまらず、映画制作に関わるすべての人にとって魅力的な機会を提供します。クリエイターにとっては、制作資金の確保だけでなく、作品の完成から配信までをサポートしてくれる強力なパートナーを得ることになります。ファンにとっては、好きなクリエイターを応援し、作品誕生に貢献できるだけでなく、完成した作品を映画館で鑑賞する特別な体験を得ることができます。
『TRIPLEX』は、映画産業の活性化だけでなく、クリエイターとファン、映画館が一体となり、新しい映画文化を創造していく可能性を秘めています。今後の展開に期待が高まります。