段ボール収納棚「ぱたラック」の誕生
2024年5月に北陸三県の建築系大学・高専の学生たちによる支援団体「GAPPA noto」が発足しました。この団体は、令和6年に発生した能登半島地震の被災地に建設された仮設住宅で、居住者の生活環境の向上を目指しています。その中で重要視されたのが、収納スペースの確保でした。特に高齢者世帯では、生活用品の整理や収納が大きな課題となっています。
プロジェクトの背景
GAPPA notoでは、収納不足という深刻な問題に対処するため、段ボール製の収納棚「ぱたラック」を開発することに決定しました。通常の家具は仮設住宅の退去を考慮すると適切ではありません。一方で段ボール製の家具は、環境への配慮とコスト面での優位性を兼ね備えています。
組立ワークショップの開催
この収納棚を実際に使用してもらうため、2026年7月20日(月・祝)に七尾市の各仮設住宅団地で組立ワークショップが開かれます。このワークショップでは、参加者が「ぱたラック」を組み立て、完成品を無料で受け取ることができます。
ワークショップの詳細
- - 日時: 2026年7月20日(月・祝)10:00~15:00
- - 場所:
- 垣吉町第一団地 集会所
- 舟尾町第一団地 集会所
- 段ボール収納棚「ぱたラック」の組立体験
- 完成品の無料配布
- 学生との交流会・お茶会
- - 主催: GAPPA noto
- - 協力: たつるはま未来会議
「ぱたラック」の特徴
「ぱたラック」は、1枚の段ボールで組み立てることができるシンプルな設計です。これにより、高齢者でも簡単に利用できることを目指しました。工具が不要なため、手軽に組み立てられ、しかも可動式の棚板が備えているため、収納パターンを16通りに簡単に変更することができます。
共同開発の成果
このプロジェクトは、金沢工業大学の藤井研究室の川端一巧さんが発案した最優秀案が基になっています。また、サクラパックス株式会社との協力のもと、製品化が可能となりました。学生たちのアイデアが地域企業の技術を結集することで、実際の製品が生まれるプロセスは、地域支援の新たなモデルを示しています。
今後の展望
GAPPA notoは、「ぱたラック」を通じて被災者支援活動を今後も続けていきます。私たちの活動が、仮設住宅で生活する人々の日々の快適さに寄与できるよう努めていく所存です。この取り組みを通じて、地域のコミュニティ形成を促進し、徐々にでも被災者の生活環境を改善し続けることができることを願っています。皆さんの取材や応援をお待ちしています!