高崎市立寺尾中学校でフードドライブ寄贈式が実施
2025年7月10日(木)、群馬県高崎市の寺尾中学校でフードドライブの寄贈式が行われました。このイベントは、生活協同組合パルシステム群馬との協力で実現し、生徒たちが地域社会の課題解決に向けて意義ある活動に取り組む姿が印象的でした。
寄贈式は、同校の図書館で午後2時15分から始まり、全校生徒が集めた食品を「NPO法人虹色の会 よっちゃん家井野川」に手渡しました。この団体は、生活困窮やひとり親世帯、単身高齢者などを支援する活動をしており、食料の提供を通じて地域の人々に温かい支援を届けています。
寄贈式に先立ち、生徒たちは6月27日にSDGs特別授業を受講し、持続可能な開発目標についての基礎知識を深めました。生徒たちは、食品提供の呼びかけから回収、賞味期限の検品まで、フードドライブのすべてのプロセスに積極的に関わりました。寄贈式当日には、フードドライブの成果を報告する時間も設けられ、彼らの学びの成果が披露されました。
イベントの司会を務めたパルシステム群馬の担当者は、地域におけるSDGsの意義を強調し、フードドライブを通して地域社会の課題に取り組む重要性を伝えました。また、寄贈先のNPO法人との交流を通じて、生徒たちは地域の問題に対する理解を深め、お互いの意見を交換する貴重な経験を得ました。
寺尾中学校は2021年度からSDGsの学習に取り組んでおり、生徒たちの成長を支える活動を続けています。パルシステム群馬は、地域の教育機関とのパートナーシップを活かし、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを展開しており、今回の寄贈式はその一環として位置付けられています。
フードドライブを通じて集められた食品は、多くの人々の笑顔につながる大切な贈り物となります。地域内での支援活動は、困難な状況に置かれている人々に対する心温まる手助けとなることでしょう。このような取り組みが多くの学校で広まり、地域社会全体の意識向上につながることを期待しています。
寄贈式が行われた寺尾中学校において、今後もフードドライブなどのアクティビティを通じて、地域貢献やSDGsについての学びが深まることが期待されています。パルシステム群馬は、引き続き地域内の課題に向き合い、あらゆる団体との連携を強化し、社会的課題の解決を目指していくことでしょう。