技能五輪国際大会の魅力を伝えるイベントが渋谷で開催！

2023年の秋、渋谷ヒカリエで「すごい奴らがいる！ものづくりアスリート」と題したイベントが行われました。このイベントの目的は、アラブ首長国連邦（UAE）のアブダビで開催された第44回技能五輪国際大会の魅力を広めることであり、多くの来場者が集まりました。

ショートムービー上映

イベントの目玉は、金メダリストたちへのインタビューを交えたショートムービーの上映です。登場したのは、情報ネットワーク施工部門で金メダルを獲得した清水義晃選手や、製造チームチャレンジ部門の麻生知宏選手、上野祐平選手、最上拓選手、さらにメカトロニクス部門の岡野祥磨選手と佐藤健太選手です。

映像では、選手たちが金メダルを取得するまでの過程や、彼らの技術力、ごく私的な瞬間に迫るインタビューが展開され、来場者はその情熱に引き込まれていました。彼らの努力がどのように実を結び、世界一に輝いたのか、そのドラマがリアルに伝わる作品に仕上がっています。このショートムービーは、YouTubeでも公開中なので、多くの人に見てもらいたい内容です。

トークイベント

上映後は、金メダリストたちと特別ゲストとして登壇したプログラミングにも精通するタレントの池澤あやかさんとのトークセッションが行われました。金メダリストたちが大会前に行った訓練や、大会中のエピソードを披露し、彼らの日々の努力や苦労を具体的に語りました。

特に、池澤さんは「半分エンジニア、半分タレント」と自身を表現し、選手たちに対してプログラミングに関する独自の視点から質問を投げかける場面もありました。このセッションは、技術とエンターテインメントの融合を感じる貴重な時間となり、出席者たちに新たなインスピレーションを与えました。

選手たちは、自らの道具や部品を持参し、それを通じてものづくりの魅力を伝えました。特にお気に入りの道具について熱心に語る姿には、ものづくりへの愛情が溢れていました。

励ましのメッセージ

イベントの締めくくりとして、清水選手から観客へ向けた熱いメッセージが送られました。「継続は力なりを信じ、自分の夢や目標に向かって諦めずに一歩ずつ進んでください」という励ましの言葉は、多くの若者に勇気を与えました。技術者としての道を志す参加者たちにも強く響いたことでしょう。

次回の技能五輪国際大会は2019年にロシア・カザンで開催予定であり、2018年には沖縄県で技能五輪全国大会「おきなわ技能五輪・アビリンピック2018」が控えています。また、愛知県も2023年の技能五輪国際大会の国内招致に向けた取り組みを進めています。

このように、技能五輪はただの大会ではなく、若い世代の技術者たちの挑戦と夢を後押しする重要な舞台です。今後もこのイベントが多くの人々に届き続けることを願っています。