特許権侵害のリスクを分析するIPDefine社が、2億件を超える特許権侵害データレコードを基にした特許被侵害ポテンシャルランキング上位20社の結果を公開しました。
同社によると、ランキング1位はSamsungで、合計2,164,946件の製品によって侵害される可能性があるとのことです。2位には個人発明家がランクインしており、世界中の個人発明家が保有する特許を全て足し合わせた上で、米国における被侵害を分析した結果です。Samsungは個人発明家よりも700,000件以上多くの被侵害可能性を有しており、収益性のある特許のマーケットリーダーであることが示唆されています。
特許権は出願し登録するだけでは権利の効力を発揮しません。一方で、登録されている特許の中でどの特許に収益性があるのかを探し出し、実際の価値を見積もることは困難です。IPDefineでは、特許権侵害の可能性の高さ、侵害製品の売上や知名度、侵害企業の賠償金支払い能力を適切に見積もることで、特許の収益化を支援しています。
IPDefine株式会社は、すべての登録特許について特許権侵害の可能性を計算し、その結果をデータベースに保存しています。これにより、無形資産の一部が可視化され、オルタナティブデータとして多種多様な業種に提供されています。