特許庁長官表彰
2025-04-18 17:25:51

キリンホールディングスが特許庁長官表彰を受賞!知財活用への取り組み

キリンホールディングス、知財功労賞受賞の背景



キリンホールディングス株式会社が令和7年度知財功労賞において、「特許庁長官表彰知財活用企業(特許)」を受賞しました。この賞は、経済産業省および特許庁により、知的財産権制度の発展に寄与した企業や個人が評価されるものです。キリングループとして初めての受賞ということで、その意義は大きいと言えます。

知財の経営への統合



受賞のポイントの一つは、事業部門と研究部門の緊密な連携です。キリンでは、知財を企業のサステナブルな成長に寄与する重要な要素として位置付けています。そのため、各事業会社の社長や研究所長と知財部門が定期的に意見交換する場を設け、知財活動が組織全体で推進されています。このアプローチによって、知的財産権の戦略的活用が実現し、企業の競争力を高めています。

商品の独自性と市場創出



キリンが特に注目したのは商品の独自性の確保です。食領域において、特に注目されたのが「糖質ゼロビール」です。キリンは、事業部門、研究開発部門、そして知財部門が一体となってこの商品を開発しました。これは、日本初の糖質ゼロビールとして、4年間で累計6億本の販売を達成するなど、新たな市場を切り開く結果となりました。この成功は、特許網の構築に支えられています。

社外との協力



また、ヘルスサイエンス領域においても重要な取り組みを行っています。キリンは、「プラズマ乳酸菌」に関連する商品を提供するにあたり、自社で独占販売する製品と、外部へライセンスする製品とを使い分けています。これにより顧客との接点を増やし、ブランドの認知度を高める施策が進められています。

受賞への感謝



キリンホールディングスの常務執行役員である藤原大介氏は、今回の受賞を非常に光栄に思っているとコメントしました。知的財産は、企業が技術を社会に還元する重要なファクターであり、この受賞を通じて、さらに革新的な技術開発を続け、社会課題の解決に貢献していく意向を示しています。

持続可能な成長を目指して



キリンホールディングスは、発酵やバイオテクノロジーに基づいた研究開発を活かし、食領域、ヘルスサイエンス、医療など多岐にわたる事業を展開しています。そして、得られた知的財産を大切な経営資産とみなし、特許権を確保しながら価値を創出しています。

キリングループは、自然と人を考えた製品作りを通じて、「食と健康」の新たな喜びを広め、豊かな社会の実現を目指しています。


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会社情報

会社名
キリンホールディングス株式会社
住所
東京都中野区中野4-10-2中野セントラルパークサウス
電話番号
03-6837-7000

トピックス(経済)

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