都民の生活を豊かにする「Be Smart Tokyo」
東京都は、CIC Instituteが主導する「東京都スマートサービス実装促進プロジェクト『 Be Smart Tokyo 』」を通じて、より快適な生活を実現するための新たな取り組みを発表しました。2024年度に向けて、スタートアップ8社とそれに連携する実装パートナー8社が選ばれ、差別化された技術やサービスを都民に提供することになります。
プロジェクトの目的と背景
「Be Smart Tokyo」は最先端の技術を持つスタートアップ企業を発掘し、当該企業のサービスを実現するパートナー企業との協業を促進することが目的です。この取り組みは、都民の生活を豊かにし、利便性を向上させるさまざまなサービスを実装するために設計されています。CIC Instituteは、選定されたスタートアップに対して、実装支援金の提供や事業成長のサポート、そしてCIC Tokyo拠点を利用したプロモーション活動を展開し、事業の成功を後押しします。 さらに、今年度からは新たなスタートアップと実装パートナーの募集も行い、より多くの革新的なサービスを東京に根付かせることを目指します。
採択されたスタートアップとその実装パートナー
今年度のプロジェクトでは、多様なジャンルのスタートアップが選ばれています。たとえば、リハビリテーション分野では、Rehabilitation 3.0株式会社が開発した「Reha3.0」が選定されました。この技術は転倒リスクのある方を見守るセンサーによって、介護業務の効率化とコスト削減を実現します。また、子育てや教育分野では、株式会社Simpleeが訪日観光客向けの多言語託児サービスを提案しています。
環境とエネルギー領域では、株式会社komhamが新たなバイオマスリサイクルシステムの導入を目指している他、次世代のオフィス環境を目指す取り組みでは、株式会社Liberawareの開発したドローンが大規模改修工事の効率化を図ります。モビリティ分野でも、小型モビリティロボットや立乗り三輪モビリティなど、さまざまな新技術が注目されています。
「スマート東京」のビジョン
「Be Smart Tokyo」は、単に技術を実装するだけではなく、都民がより豊かで快適な生活を送るための基盤を整えようとする大きなビジョンを持っています。デジタル技術を駆使して東京の可能性を引き出し、質の高い生活を実現するというこのプロジェクトは、今後数年にわたって東京都内において革新的な事例を次々に生み出すことが期待されています。
CIC Instituteの役割と今後の展望
CIC Instituteは、イノベーションの推進やスタートアップの成長支援に関する専門的知見を活かし、政府や地方自治体、大学などと協力してエコシステムを構築しています。今後も多くの行政機関や民間企業との連携を強化し、スマート東京の実現に向けた多様な取り組みを進めていく計画です。
ぜひ、これからの「Be Smart Tokyo」に目を向けて、東京都の未来をともに見守っていきましょう。