外国人支援の新たな試み、GTNが「GTN Beyond Borders Summit」を東京で開催
株式会社グローバルトラストネットワークス(GTN)が2025年10月22日(水)に東京ポートシティ竹芝で「GTN Beyond Borders Summit」を開催する。このイベントは、外国人の生活支援を行うGTNが、社会的価値や企業の実施、コミュニケーションの観点から、外国人雇用の未来を探るものである。
日本の労働力不足と外国人雇用の重要性
日本は少子高齢化が進行中で、将来的な労働力が不足する懸念が高まっている。ある調査によると、2040年までには1,100万人以上の労働力不足が予測されている。そうした中、2024年末の在留外国人数は377万人に達し、過去最高を記録する見通しである。これに伴い、人手不足対策だけでなく、経済のグローバル化に向けての外国人雇用の重要性が増してきた。
Economist向けの調査では、在留外国人の増加が日本の財政に寄与すると答える人が66%に及び、外国人雇用が企業の成長に寄与する可能性が高いことも示唆されている。GTNは、2006年の創業以来、外国人に特化した支援を続けており、今回のサミットでビジョンを共有することを目指している。
サミットの概要とプログラム
「GTN Beyond Borders Summit」は、以下のようなプログラムで構成される予定だ。
- - 日時: 2025年10月22日(水)15:00〜18:00
- - 開催形式: オンライン配信及びリアル会場(招待制)
- - 参加費: 無料(事前登録が必要)
スケジュール
- - 15:05-15:50: Think “Borderless”ー外国人材受入れによるイノベーションシナリオー
登壇者:
- ロバート・フェルドマン(モルガン・スタンレーMUFG証券)
- 後藤裕幸(GTN代表)
- - 16:00-16:45: Awakening Potential ー外国人材が企業の可能性を開くー
登壇者:
- 河合秀治(セイノーホールディングス)
- 永島寛之(中央大学客員研究員)
- 谷本有香(Forbes JAPAN編集長)
- - 16:55-17:40: Inclusive Flow ー外国人雇用促進のためのリアルと、その実行ー
登壇者:
- 鈴木康友(静岡県知事)
- 亀島成幸(ゴルフゲートジャパン)
- 山脇啓造(明治大学教授)
これらのセッションを通じて、日本の雇用市場における外国人の役割とその活用方法をさらに深く掘り下げていく計画だ。
まとめ
GTNの取り組みは、外国人が日本で快適に生活できる環境づくりを目指すもので、住まいや就業、通信、金融など幅広いサービスを提供している。GTNは、社員の70%を外国籍のメンバーが占める国際的な企業であり、多様な文化の中での生活支援を行い、今後も日本における外国人の支援を強化していく方針である。サミットを通じて、未来の日本における外国人雇用の在り方を、皆で考える機会となることだろう。