iPS細胞寄付キャンペーン
2023-09-06 10:00:02
京都大学iPS細胞研究財団が推進する寄付キャンペーンの詳細と意義
2023年9月から11月にかけて、公益財団法人京都大学iPS細胞研究財団が、"みんなに届けiPS"という名のキャンペーンを開催しています。この取り組みでは、毎月1000人の寄付者を募集し、その収益を新しい治療法の動向に役立てることを目的としています。特に、iPS細胞技術を用いた治療法の実用化に向けた取り組みは、患者の期待を背負った重要なものとなるでしょう。
キャンペーンの魅力と目指すところ
キャンペーン名には、病に苦しむ患者にiPS細胞技術を届けたいという強い願いが込められています。公益財団法人の設立以来、この技術の「橋渡し」役として活動を続けている財団は、iPS細胞の製造や評価において産業界への参入機会を提供しています。この活動が患者への新しい治療の実現に繋がることが期待されています。
寄付型クラウドファンディングの仕組み
寄付者は毎月の寄付を通じてこのプロジェクトに参加できます。特に、期間中に新たに寄付を申し込む人には、特製のiPS細胞絵葉書がプレゼントされるという特典も用意されています。なお、キャンペーンの成果によって寄付金は着実に活用され、患者支援につながるよう計画されています。
参加型オンラインイベントの開催
今キャンペーンでは、3つのオンラインイベントも実施されています。これらはYouTubeで公開され、より多くの人がiPS細胞の知識を得る機会を提供します。
1. iPS財団研究者と学ぶ「研究倫理」:これは研究倫理に関する視点を一般向けに紹介するイベントで、特別ゲストとして東京大学の武藤香織教授を迎え、ディスカッションが行われます。
2. iPS細胞の基礎のキソ:iPS細胞の技術についての基本を学べるこのセッションでは、財団の社会連携グループ長、自身もそうした研究の最前線で働いている山本圭祐氏が講師を務めます。
3. iPS細胞の品質管理:患者に安全にiPS細胞を届けるための品質管理の方法について、研究者が解説するイベントです。ここでは日々の努力や研究の現場からの知見をお伝えします。
理事長のメッセージ
理事長の山中伸弥氏は、iPS細胞を用いた治療法の実用化が進んでいることに触れ、研究者や企業の参入が不可欠であると訴えています。高品質なiPS細胞を適正価格で提供し、研究と治療法開発をサポートすることが財団の使命です。
会社情報
- 会社名
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公益財団法人 京都大学iPS細胞研究財団
- 住所
- 京都府京都市左京区聖護院川原町53番地
- 電話番号
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