フジタがビジネスチャットで業務効率化を実現
株式会社フジタは、1910年の創業以来、建設業界で多くのプロジェクトを手掛けてきた歴史ある総合建設企業です。このたび、インド・バンガロールにおける工場増築プロジェクトにおいて、ビジネスチャット「direct」を導入し、業務の効率化とプロジェクト管理の透明性を大幅に向上させました。
導入背景
フジタが直面していた課題の一つは、日本から派遣された日本人スタッフと現地のナショナルスタッフとの情報共有の不足でした。タイトな10か月のプロジェクトスケジュールの中で、日本からの指示が現地スタッフに適切に伝わらず、タスクの優先順位付けや進捗の把握が困難になっていました。
課題の解決方法
このような状況を打開するため、フジタは「direct」のタスク機能を活用することを決めました。この機能により、全てのタスクが可視化され、誰が何をいつまでに行うかがチーム全員に共有される仕組みを構築しました。これにより、業務の透明性が向上し、スタッフ間での連携が強化されました。
導入効果
1.
情報の一元管理
「direct」を利用することで、作業所に関わる約40名のメンバーが一つのトークチャンネルで業務連絡を行い、情報が一元化されました。これにより、業務の進捗状況が瞬時に可視化でき、日本本社とのコミュニケーションもスムーズになりました。
2.
タスクの視覚化
タスク機能を使うことで、全スタッフが各タスクの進捗や結果を確認できるようになりました。必要に応じて写真を添付することで、作業の状態を明確に示すことができ、後のトラブル防止にも役立っています。
3.
コミュニケーションの円滑化
スタッフ間の課題や改善点を報告しやすくするため、言語や文化の壁を乗り越え、フランクに意見を出し合える環境が整いました。リアクション機能の導入により、スタッフのモチベーションも向上しています。
今後の展開
「direct」は今後の展開も期待されています。2025年春からは英語版も提供される予定で、これによりさらなる情報共有の促進や業務の効率化が見込まれます。海外事業所の管理においても、大きな助けとなるでしょう。
まとめ
フジタの事例は、デジタルツールを活用することで、業務効率化がどれほど実現できるかの好例です。今後も「direct」を通じて、さらなるプロジェクト成功にむけた取り組みが期待されます。