業務時間外連絡の実態
2024-11-28 11:44:52

ビジネスチャット利用の実態調査、プライベートツールが業務に浸透する現状

ビジネスチャット利用の実態調査



近年、ビジネスシーンにおいて、プライベートで使われるチャットツールが業務にも大きな影響を及ぼしています。これに関する意識調査が、株式会社kubellにより実施されました。この調査では、仕事におけるチャットツールの利用実態とその影響を探ることを目的としています。

調査の概要



調査名は「仕事におけるチャットツール利用に関する実態・意識調査」、対象は全国の会社員約2000名で、分析を通じてプライベートチャットが業務にも使用されている実情が浮き彫りになりました。

プライベートチャット利用層の台頭



驚くべきことに、業務連絡を行う際にプライベートチャットを利用している比率は74.3%に達し、ビジネス専用チャットはわずか26.1%です。この結果は、業務においてプライベートツールの使用が一般的になったことを意味します。特に中小企業では、プライベートチャットが83.6%と、企業規模が大企業よりも盛んであることがわかりました。

この傾向は、プライベートチャットを仕事に利用することで、業務時間外でも連絡を取り合う文化が根付いていることを示しています。実際、休日や有給休暇などの業務時間外に来る連絡について、94.5%の人が何らかの行動を起こすと回答しています。

業務時間外におけるストレス



調査の中で、業務時間外に連絡が来ることに対してストレスを感じる割合も測定されました。プライベートチャットを利用する人では78.8%、ビジネス専用チャット利用者でも74.9%がストレスを感じているという結果があり、どちらの層も高い割合でした。特に「せっかくのプライベートの時間を奪われる」と感じる人が多く、プライベート時間と仕事の境界が曖昧になっていることが伺えます。

確認後の対応状況



業務外の連絡が来た場合、71.5%が「当日中に対応する」と回答しており、この数値はプライベートチャット利用層がビジネス専用チャット利用層よりも約12ポイント高い結果になっています。これにより、プライベートチャットが仕事にもたらす影響が浮き彫りになりました。

仕事とプライベートの切り分け



「仕事とプライベートを分けたい」と考える人ほど業務時間外の連絡に対してストレスを感じる傾向があり、特に82.4%がストレスを抱えていることが示されています。このような背景から、多くの人がプライベートチャットで仕事をしている実態が見受けられます。更に、77.9%の人が業務時間外に業務関連のメッセージが来ることに対してストレスを感じており、プライベートチャット利用者が特に多い事実もストレス要因の一つと言えるでしょう。

まとめ



調査結果からは、プライベートなチャットツールが業務に深く浸透している現状が浮き彫りになりました。この状況は、プライベート時間であっても業務の連絡を確認する習慣が根付き、業務のストレスを生む要因が多岐にわたることを示しています。従って、企業には業務用ツールとプライベート用ツールの明確な棲み分けを推奨したいところです。これにより、仕事とプライベートのバランスを保ち、働きやすい環境を整えることが求められる時代になっていることを改めて感じさせられます。


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会社情報

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株式会社kubell
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東京都港区南青山1-24-3 WeWork 乃木坂 内
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