学生が主体で食を考える「世界食料デーフェスティバル」の魅力

学生が主催する「世界食料デーフェスティバル」

10月の中旬、世界全体で食について考える「世界食料デー」の時期に合わせて、全国各地で様々なイベントが開催されます。その中でも特に注目を集めているのが、「世界食料デーフェスティバル」です。このフェスティバルは、全国の学生たちが主体となって、食料問題の重要性を広めるために設立されたイベント。その趣旨は、食料問題に対する啓発活動や交流を促進し、多くの人々が今後の活動を継続するきっかけを提供することです。

学生主体の初開催

これまで日本国内では、約30年にわたり世界食料デーを祝う活動が行われてきましたが、今回が初めての試みとして学生の実行委員会が立ち上がり、関東と関西で同時に開催されることになりました。この新たな取り組みは、学生の熱意をもとに地域社会を巻き込み、その活動を広げることを狙いとしています。

テーマ「もったいない」

今年のフェスティバルでは、「もったいない」というテーマが掲げられました。この表現は、資源の無駄を省くことや、持続可能な生活を促進するための意識を高めることに寄与しています。具体的な取り組みとして、「マイ箸・マイコップキャンペーン」が実施され、来場者は使い捨ての箸やコップを使用せず、各自が持参したものを利用するよう呼びかけられます。一人ひとりの小さな行動が、大きな環境問題解決につながることが期待されています。

食品ロスを考える

さらに、出店ブースの中で食品ロスの実績がなかった団体を表彰する「世界食料デーフェスティバルもったいないAWARD」も設けられ、参加者は食品ロス削減に積極的な団体を応援できます。

多彩なプログラム

当日は、食に関連する約40の飲食店や物販ブース、展示ブースが出展される予定です。著名人を招いたショーステージや、子ども向けのワークショップも用意されており、参加者はさまざまな角度から「食」を楽しむことができます。特に、大いに盛り上がるコンテンツとして、「１日に何人の手形を集めるか」といった世界記録への挑戦も行われる予定です。