Vドラッグがデジタルプロモーションを強化！395店舗で新サービス開始

中部地域の大手ドラッグストアであるバローグループが展開する「Vドラッグ」が、395店舗に新しいデジタルプロモーションサービスを導入しました。このサービスは、ルビットカードというポイント付電子マネーを持つ会員の購買データを利用することにより、個々の顧客に最適化されたクーポンを店頭で発行し、さらに動画配信を通じたデジタルキャンペーンを展開するものです。

「ルビットカード」は、バローグループ独自のポイントプログラムであり、顧客にリワードを提供する効率的な手段として注目されています。新しいサービスでは、ストアメディア機「PAL」が店頭入り口に設置され、ここからお客様にパーソナライズされたサービスが提供されます。お客様は自分の好みや購買履歴に基づいたクーポンを受け取ることで、より魅力的なお買い物体験を楽しむことができるのです。

この取り組みは2020年から沖縄の流通小売業でテスト的に導入されており、好評を得たことにより、Vドラッグ395店舗で本格的なサービス展開が開始されました。2022年3月までには全国1,000店舗への導入が予定されており、さらにはホームセンターやスーパーマーケット等への拡大も目指しています。また、マギー社はこのプロモーションの提案を通じて、地方創生やSDGs（持続可能な開発目標）にも貢献しております。

マギー社は「リアルストアのDX化」を進めており、ビッグデータを活用したデータアナリスト（いわばデータソムリエ）を駆使して、消費財メーカーとのコラボレーションによるキャンペーン動画の作成・編集なども手がけています。沖縄にはこうした業務を集約しており、当地における人材育成や産業振興を進める地方創生型のDXモデルに取り組んでいます。

Vドラッグの新サービスは、個々の顧客嗜好にあわせたマーケティング戦略の成功に寄与し、さらに地域経済の活性化にも繋がることが期待されています。具体的な活用例として、例えばワインを好む顧客にはメーカー各社のプロモーション情報が届けられるという仕組みがあり、より効果的なアプローチが実現されています。

中部薬品株式会社は岐阜県多治見市に本社を置き、1984年に設立されました。2021年3月期の売上高は1,503億32百万円に上り、その成長性と戦略的な推進力により、地域に根ざした企業として信頼を集めています。デジタル時代における実店舗の重要性が増す中、Vドラッグの新サービス展開は注目されています。