恩納村の海を守る海中清掃活動
恩納村は、沖縄本島のほぼ中央、西海岸に位置し、美しい白砂のビーチとサンゴ礁に囲まれた青い海で知られています。この地域は沖縄海岸国定公園にも指定されており、年間約280万人もの観光客が訪れる観光地でもあります。しかし、経済活動の影響で自然環境が汚染されている現状も存在します。そこで、恩納村マリンレジャー協会は、プロダイバーたちと共に、海中清掃活動を実施しました。
プロダイバーによる清掃活動の詳細
今回の海中清掃は、特にダイビングポイント「ホーシュー」にて行われました。ホーシューは、数メートルから30メートル下の海底まで落ち込むドロップオフが特徴で、岩やサンゴにはゴミや釣り糸が絡んでいました。プロダイバーたちは、ナイフやハサミを使い、サンゴを傷つけないよう細心の注意を払いつつ、釣り糸を1本ずつ取り除く作業を行いました。この作業は非常に難易度が高く、危険を伴うため、高度なダイビング技術と安全管理が求められました。
ボートで移動し、清掃を実施
清掃活動には海人の協力を得て、ボートで活動場所まで移動しました。サンゴに絡んだ釣り糸の除去には時間がかかりましたが、プロの技術を駆使して粘り強く作業を続けました。回収したゴミは恩納村の役場で処理され、海の環境保護に貢献します。一方、継続的な清掃活動により、ホーシュー近くのサンゴは健康な状態で成長し、初夏のサンゴの産卵期を迎えることができると期待されています。
継続的な環境保全の必要性
この活動は、恩納村マリンレジャー協会の「マンスリーサポート」によって実現しました。支援する方々によって、恩納村の美しい海とサンゴを守る取り組みが続けられています。現在も海中には取りきれていないゴミが多く沈んでおり、今後も清掃活動を通じて海洋環境の保護が求められています。
マンスリーサポートへの参加
マンスリーサポート「MORIBITO」(守り人)は、自然を守る人と応援する人を結びつける活動です。自然環境が危機的な状況にある今、私たち一人ひとりができる支援が必要です。毎月1,000円からの支援で、沖縄の海を守る活動に参加できます。支援方法や詳細については、
こちらからご覧いただけます。
私たちが目指すのは、自然を魅せる人々やそれに触れた人々が共に自然を守り、豊かな環境を未来へ残すことです。