防災を経営戦略に取り入れる企業の成長戦略とは
防災の専門企業、株式会社SAKIGAKE JAPANが1月31日に北九州商工会議所で開催した講演は、企業が持続可能な未来を築くための重要な洞察を提供しました。この講演は、「防災とビジネス成長」というテーマのもと、企業経営者にとって必見の内容でした。
講演の背景と目的
近年、気候変動の影響を受け、自然災害は激甚化し、多発化しています。企業にとって、事業継続計画(BCP)や防災対策はもはや任意のものではなく、必須の戦略とされています。しかし、比較的災害の少ない地域とされる北九州では、防災に対する意識が薄れているという現状があります。そこで、この講演では、防災を経営戦略として捉え直し、企業の信頼性を高め、持続可能な成長につなげる具体的な方法について解説されました。
防災対策は「コスト」ではなく「投資」
講演の中でまず強調されたのは、「防災対策はコストではなく投資である」という視点です。多くの経営者は防災対策をコストと捉えがちですが、大手企業の中には、取引先の選定においてBCPの有無を必須条件とするケースが増加しています。適切な防災対策を講じることは、競争力の強化につながるとともに、企業全体の価値を向上させることができます。
国内外の成功事例を紹介
講演では、国内外の企業がどのように防災をビジネスに活かしているかの具体的な成功事例も紹介されました。これにより、参加者は実践的なテクニックやアイディアを得ることができ、さまざまな防災対策が自社の経営にどのように適用できるかを考えるきっかけとなりました。
北九州の強みと今後の可能性
さらに、北九州の地理的特性や災害リスクについても言及されました。北九州は相対的に災害リスクが低いため、企業の拠点移転先としても注目されています。しかし、「災害が少ない=対策が不要」という誤解から、防災意識が低下してしまう危険性があることも説明されました。本講演では、未然の備えが企業の持続可能な成長に不可欠であることを強調し、経営層が防災対策を積極的に進める重要性を再認識させるものでした。
今後の展開
SAKIGAKE JAPANは、今後も企業向け防災対策の普及と啓発活動に取り組み、「防災」と「ビジネス成長」の両立を目指す支援を続けていく予定です。防災対策を経営戦略に組み込むことは、単なる義務ではなく、企業の競争力を引き出すチャンスとなるのです。
株式会社SAKIGAKE JAPANについて
株式会社SAKIGAKE JAPANは、防災や環境適応の分野で先進技術の営業やマーケティングを展開しています。また、防災教育イベントの企画や運営、さらに企業や自治体向けの防災データベースの構築と運用も手がけています。これらの活動を通じて地域や企業のレジリエンス向上を図り、革新的な防災ソリューションを広めることを目指しています。加えて、「国際復興フォーラム2024」や「日本防災プラットフォーム」への参画を通じて、多くのパートナーとともに防災分野の未来を切り拓いています。
会社の詳細は以下の通りです。
- - 会社名:株式会社SAKIGAKE JAPAN
- - 所在地:東京都中央区日本橋室町1-11-12 日本橋水野ビル7階
- - 代表名:近藤 宗俊
- - 設立日:2023年12月8日
- - HP:SAKIGAKE JAPAN
- - 連絡先:03-6687-3736
質問や取材依頼は、広報担当の林優までご連絡ください。e-mail:
[email protected]