サントリー世界愛鳥基金が2026年度の助成先を募集開始
サントリーホールディングスは、公益信託「サントリー世界愛鳥基金」による2026年度の助成先募集を9月1日よりスタートしました。この基金は、約4,000万円の助成金を、鳥類保護団体への活動助成、地域愛鳥活動助成、水辺の大型鳥類保護の3つの部門に分けて提供します。
愛鳥活動の背景と目的
サントリーは、1973年から50年以上もの間、愛鳥活動を続けてきた企業です。野鳥は環境のバロメーターであると考え、公益信託「サントリー世界愛鳥基金」を1989年に設立しました。この基金の目的は、鳥類保護活動への助成を通じて地球環境の保全と再生を目指すことです。1990年には公益信託として正式に許可され、以来、国内外の多様な活動に対してサポートを行っています。
2022年度からは「グローバル募集スキーム」を導入し、海外の鳥類保護団体も応募可能となりました。これまでに534件を超える助成を行い、その総額は7億円以上に達しています。
助成の詳細
助成対象
助成金は以下の3部門に分かれています。
1.
鳥類保護団体への活動助成
主に野生動植物の保護や繁殖を目的とする法人や団体。
2.
地域愛鳥活動助成
学校や地域のボランティア団体等による鳥類保護・観察活動。
3.
水辺の大型鳥類保護
コウノトリ、トキ、ツルなどの保護およびその生息環境を整える活動を行う団体。
助成金額
それぞれの部門の助成金額は以下の通りです。
- - 鳥類保護団体への活動助成:総額2,000万円
- - 地域愛鳥活動助成:総額200万円
- - 水辺の大型鳥類保護:総額2,000万円
応募方法とスケジュール
応募期間は2025年9月1日(月)から9月30日(火)までです。申請書は公式ウェブサイトからダウンロード可能で、郵送または電子メールでの提出が求められます。結果通知は予定どおり2026年1月下旬に行われます。
環境活動と未来の展望
サントリーは、今後も国内外のさまざまな鳥類保護活動を支援し続けることを約束します。理念として掲げる「Today Birds, Tomorrow Humans.」には、鳥たちの不幸が人間社会に影響を及ぼす可能性があるとの警告が込められています。
また、「ネイチャー・ポジティブ」の観点に立ち、「鳥を守る」だけでなく、彼らが生活できる環境を守るという立場で活動を推進しています。本基金を通じて、環境保全に寄与し、多様な鳥類の保護に貢献することが、未来の人間社会を豊かにすると信じています。
詳しい情報
詳細な情報や応募方法については、
サントリーの公式ホームページをご覧ください。また、サントリーグループの環境活動や愛鳥活動についても、各リンクから確認できます。今後も、愛鳥活動へのご理解とご支援をお願いいたします。
お問い合わせ先
サントリー世界愛鳥基金に関する問い合わせは、以下の宛先へお願いいたします。
〒105-8574 東京都港区芝3-33-1
三井住友信託銀行 個人資産受託業務部 公益信託チーム
電子メール:
[email protected]
TEL:03-5232-8910(平日9時~17時受付)