アスラネットが動物保護団体を支援する新たな試み「みんなのきふ」
アスラネット株式会社は、動物保護団体への支援を目的とした社会貢献事業「みんなのきふ」を立ち上げました。この事業は、2011年の東日本大震災をきっかけに始まったものです。震災当時、被災者の救助が急ピッチで進められる中、家族同然の犬や猫といった動物たちの命は、ボランティアや保護団体の善意によって救われていました。多くの動物たちが避難所に入れず放置され、餌も確保できず無念の思いをしていた現実を、当社の役員は深く心に留めました。
「動物を助ける仕組みを作りたい」という想いから生まれたこの事業は、単に寄付を行うだけではなく、寄付の仕組み自体を変革しようという試みです。現在、動物保護への寄付を行っている団体の多くは、本やDVDといった商品を募り、売却収益を寄付しています。しかし、アスラネットはこの枠を取り払い、寄付できる物品の範囲を広げることで、より多くの寄付を実現できると考えています。
アスラネットの販売代行のノウハウを活かし、寄付するアイテムのジャンルに制限を設けず、多様な商品を受け入れることで、数十億円規模の寄付が可能になるでしょう。また、先行する他の団体と差別化を図るために、買取金額や販売時の利益を寄付していくシステムを設け、運営費を最小限に抑えることで寄付金額の最大化を目指しています。
このようにして、現在の日本の動物保護の現状をより良くするための資金を確保していくのです。動物保護の実態は厳しく、東京都では「殺処分ゼロ」を掲げていますが、実際にはその実情が見えづらい面があるのも事実です。動物愛護法の改正により、新たに設定された死亡に関する基準に従い、実際には殺処分が行われているにもかかわらず、その数字が未だに正確に把握されていないことが問題視されています。
アスラネットが立ち上げた「みんなのきふ」は、このような動物保護活動に資金の面からしっかりと支援を行うことで、活動団体のさらなる発展を助けようとしています。現状では、動物保護団体が受けられる助成金は皆無であり、活動費が事業収益に頼らざるを得ない状況です。ゆえに、やむを得ず人手不足や資金不足のために十分な動物保護が行われないこともあります。
「みんなのきふ」は、その一助となるよう、寄付を行いやすい仕組みを提供しています。寄付する物品に関する詳しい情報は、特設ホームページや公式SNSで随時更新されています。これにより、企業や個人が簡単に参加できる寄付の機会を提供し、動物たちへの愛を形にしていくのです。
まとめ
アスラネットが新たに展開する「みんなのきふ」は、動物保護活動を支援する斬新な取り組みとして期待されています。この事業を通じて、多くの人が動物たちのために寄付を行うきっかけになることが望まれます。
詳しい情報は、
みんなのきふのホームページや、
インスタグラムでご確認ください。