アイ・グリッド、三菱UFJ銀行から30億円調達!分散型太陽光発電事業を加速
株式会社アイ・グリッド・ソリューションズ(以下、アイ・グリッド)は、三菱UFJ銀行から30億円の資金調達を実施したと発表しました。この資金は、PPA発電所の設備開発に充当され、同社の分散型太陽光発電事業の更なる拡大に貢献します。
今回の調達により、アイ・グリッドはPPA発電所の設備開発向けデット性の調達額を累計約260億円に到達しました。同社は、この資金を基に、全国各地で分散型太陽光発電所の開発を加速させ、脱炭素化社会の実現に向けて積極的に取り組んでいきます。
独自技術による「余剰電力循環スキーム」で再エネ普及を加速
アイ・グリッドは、施設の屋根上を活用した太陽光PPA事業を推進することで、自然環境への負荷を軽減した再生可能エネルギーの創出に取り組んでいます。同社は、小売店や商業施設、物流施設等の屋根上を中心に、PPAモデルによる太陽光発電設備を展開し、全国で約950施設、約220MWの開発実績を誇ります。
従来のPPAモデルでは、自家消費可能な電力のみを創出する範囲内で太陽光パネルを設置することが主流でしたが、それでは屋根面積に対して設置可能な太陽光パネル規模が小さくなり、屋根の太陽光発電ポテンシャルを十分に活用できないという課題がありました。
そこでアイ・グリッドは、独自のAI技術を活用した「余剰電力循環スキーム」を開発しました。このスキームは、施設ごとの発電量と需要量を高い精度で予測し、対象施設以外も含めた最適な需給調整や電力融通を行うことで、施設屋根全面へのパネル設置を可能にしました。
創出された余剰電力は、アイ・グリッドのエナジートレーディング事業を通じて、別の電力利用者への供給や、蓄電池への貯蔵・夜間利用など、多様な形で活用されています。
グリーントランスフォーメーション(GX)を推進し、地域社会への貢献を目指す
アイ・グリッドは、全国に拡充している分散型の太陽光発電施設を活用することで、再生可能エネルギーの利用率を高め、地域の脱炭素化促進に貢献していきます。同社の目標は、2027年6月までに約2,500施設、累計約600MWの非FIT太陽光発電所を建設することです。
アイ・グリッドは、分散電源から生まれる再生可能エネルギーを、フィジカルとデジタルを融合した技術で集約・循環させ、日本のグリーントランスフォーメーション(GX)を推進するプラットフォーマーを目指しています。企業や自治体の再生可能エネルギー自給率を最大化するGXソリューション事業、余剰再生可能エネルギーを循環・供給するエナジートレーディング事業を通じて、持続可能な社会の実現に貢献していきます。
アイ・グリッドについて
アイ・グリッドは、「変化より、はやく」をスローガンに、グリーンエネルギーが地域をめぐるサステナブルな世界の実現を目指しています。
設立: 2004年2月
本社: 東京都千代田区麹町三丁目7番地4
代表者: 代表取締役社長 秋田 智一
資本金: 6,530百万円(2024年6月末時点)※資本剰余金含む
従業員: 120名
受賞歴: 環境省 第9回グッドライフアワード環境大臣賞 最優秀賞など
公式WEBサイト: https://www.igrid.co.jp/
オウンドメディア「グリラボ」: https://gurilabo.igrid.co.jp/