LTSがSAP S/4HANA Cloudの導入を本格化
デジタル時代の変革を実現するためのパートナーを目指す株式会社エル・ティー・エス(LTS)が、2024年1月より、SAP社のSaaS型ERP「S/4HANA® Cloud Public Edition」の導入に関するコンサルティングサービスを本格的に提供することが決定しました。なお、この取り組みは中堅及び準大手企業を対象にしています。
株式会社LTSとSAPの関係
LTSは、日本での事業展開を一層強化することを目的に、2024年11月にSAPジャパンと「PartnerEdgeエンゲージメント契約」を締結しました。この契約によって、LTSはSAPのServiceパートナーに正式に認定され、製品に関するコンサルティング、設計から導入、運用保守までを一貫して支援する役割を果たします。
SAP Service Partnerの役割とは
SAP Service Partnerは、SAP製品に関連する包括的なサービスを提供する企業です。LTSは、導入から運用保守のサポートまで、企業の基幹システムの効率化を目指し、効果的なアドバイスとソリューションを提供します。
2025年の崖と中堅企業
近年話題となっている「2025年の崖」に直面する中堅企業も多い中、依然として基幹システムの見直しが進んでいない状況があります。これに対して、LTSは今回のSAP認定を契機に、S/4HANA Cloud Public Editionの導入を進め、中堅企業のニーズに的確に応えていく方針です。
少しずつ導入が進むSaaS型ERPですが、利用する企業が現行の業務を見直すきっかけになることが求められています。LTSは、この変革をサポートすることで、企業の成長を促進していきます。
Fit to Standardの導入
SAP S/4HANA Cloud Public Editionは、業務プロセスをシステムの標準に合わせて実施することが求められます。このプロセスには、既存の業務を大幅に変更する必要があるため、LTSは創業以来、チェンジマネジメントを重視したコンサルティングを施してきました。
また、ビジネスアナリシスの強化を通じて、企業変革の効果を最大化させることも視野に入れています。これにより、企業が効率的に新たな業務プロセスを採用するサポートを行うことができるのです。
最後に
デジタル化が進む中、企業は基幹システムの見直しに直面し、早急な対策が求められています。LTSはこの新たなサービスを通じて、中堅企業が競争力を高められるようにサポートし、企業の未来に貢献していくことを目指しています。「2025年の崖」に対応するためには、適切なシステムの選定と導入が不可欠です。今後のLTSの動向にぜひご注目ください。