TRIO VENTUS CDリリース
2020-10-09 11:00:06

ドイツの風を受けたピアノトリオTRIO VENTUSが初CDをリリース

ドイツ・ベルリンで活動していた3人の音楽家、廣瀬心香(ヴァイオリン)、鈴木皓矢(チェロ)、北端祥人(ピアノ)によって結成されたトリオ「TRIO VENTUS」は、その名の通り「風」を意味するラテン語に由来する。彼らのファーストCD『シューベルト&ショスタコーヴィチ』が、2020年10月21日にリリースされることが決定した。

このCDには、シューベルトの『ピアノ三重奏曲第2番 変ホ長調 作品100, D929』と、ショスタコーヴィチの『ピアノ三重奏曲第2番 ホ短調 作品67』の2作品が収録されている。CDの価格は税抜きで2800円で、全国のCD販売店やAmazonでも購入可能。特に、シューベルトの作品は彼の晩年の集大成とも言える内容で、ショスタコーヴィチの曲は彼の親友の死を背景にし、深い哀しみが反映されている。この2曲は、根底に流れる繊細な音楽性が響き合い、独自の世界観を生み出している。

TRIO VENTUSは、2011年から2019年までベルリンで音楽を学び、2019年に日本に戻って結成した。彼らは「同じ土地の風」を共に感じながら、スタイリッシュでエモーショナルな演奏スタイルを持つ。このCD制作にあたっては、コロナ禍で演奏会が次々とキャンセルされる中、演奏機会が少なくなったことが逆に彼らにとっての時間の余裕となり、じっくりと作品を追求することができたと語る。

廣瀬は、初の大舞台でCDをリリースできることに喜びを感じており、久々に観客に生の演奏を届けられることを楽しみにしている。また、鈴木も「同じ方向を向いて磨き上げ」たことが強い作品に繋がったと感じている。北端は、この作品が「孤独と向き合った結果である」とし、音楽が時代の状況を反映していることを強調した。

さらに、2作品の聴きどころについて、廣瀬は融合された音楽の新しさに魅了されたこと、そしてCD制作の一環としてジャケットやブックレットのデザインが重要なアート作品として一体になっていることを述べている。また、鈴木と北端は、両曲とも時代やスタイルの違いがありながらも共鳴性を感じ取ってほしいと訴える。

TRIO VENTUSは、10月20日には東京文化会館でリサイタルを実施。その際、ファーストCDの先行発売も予定されており、期待が高まる。彼らの公式ウェブサイトでは、さらなる情報やプロモーション動画も公開されている。

このCDは、音楽というアートの形で、現代の厳しい状況の中でも希望の光を感じさせてくれる存在となるだろう。音楽を通じて彼らの思いを受け取ってみてはいかがだろう。

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