サイエンスアーツが衛星通信でBuddycomを実証
株式会社サイエンスアーツ(東京都渋谷区)では、フロントラインワーカー向けのライブコミュニケーションプラットフォーム「Buddycom」が、KDDIの「au Starlink Direct」を用いて実証試験を成功させ、音声通話が可能であることを確認しました。この取り組みは、特に通信が不安定な圏外エリアでの日常業務における重要な進展となります。
背景
建設業、物流、インフラ保守などの現場では、携帯電話の回線が届かない圏外エリアが存在します。これに伴い、作業者の安全管理やリアルタイムでの業務連絡が困難になることが多々ありました。従来は「Starlink Business」を用いた通信を提案していましたが、過酷な環境下や移動中の車両での使用については、専用アンテナの設置が難しい場合もあります。Buddycomは、そんな状況を踏まえ、「au Starlink Direct」による新たな通信手段を模索しました。
Buddycomとau Starlink Directの活用シーン
緊急時の通信手段
例えば、電力やガスなどのユーティリティにおいて、通信が途絶えることなく迅速に対応できる手段として利用されます。過去のように携帯電話の圏外でのトラブル対応が難しかった現場でも、Buddycomを活用すれば非常時における効果的な連絡手段が確保できます。
建設・土木現場の改善
建設活動では、山間部でのダム建設や道路工事など、圏外になるリスクが常に存在します。Buddycomを通じて作業の進捗状況を本部にリアルタイムで報告し、適切な指示を受けられる環境が整うことが期待されます。
林業・水産業への支援
また、携帯電話の電波が届きにくい山林や海上での業務においても、Buddycomの活用が見込まれます。これにより、様々な業種での業務が円滑に進むことが期待されます。
未来の展望
この実証試験を足掛かりに、サイエンスアーツは「au Starlink Direct」におけるBuddycomの安定的な使用を目指し、2026年夏頃の正式なサービス提供に向け、技術開発を加速させていきます。特に防災や消防、電力関連のインフラ保守など、フロントラインワーカーが求めるコミュニケーション基盤を提供し続ける意向です。
au Starlink Directの魅力
「au Starlink Direct」は、約650基の衛星と接続し、空が見える場所であれば圏外でも通信が可能になる新しいサービスです。そのため、メッセージ送受信や位置情報の共有、緊急情報の受信ができます。これにより、日本全土の多くのエリアで通信環境が格段に向上します。すでにauを利用しているお客様のみならず、他社回線を使用している方も利用可能です。
Buddycomの特徴
Buddycomは、スマートフォンやタブレットを利用して、トランシーバーのように複数人と同時通話できるサービスです。音声、テキスト、動画、位置情報など、さまざまな形式の情報を扱うことができます。航空、鉄道、建設業など幅広い業種での活用が進んでいます。
株式会社サイエンスアーツについて
サイエンスアーツは、「フロントラインワーカーに未来のDXを提供し、社会を明るくする」ことを正義に掲げています。2021年に上場し、5年連続のシェアNo.1を獲得。今後はスタッフ間のコミュニケーションに限らず、スタッフと顧客、さらにはAIとの連携を強化し、明るい未来を築いていく考えです。