株式会社逆光が発表した革新的なブランディングメソッド
広島県に本社を置く株式会社逆光が、独自のブランド再構築メソッド「リブランディングボード®」の商標登録を2025年7月に取得しました。これは、企業や地域の「らしさ」を可視化し、短期間のトレンドではなく文化として根付かせる再現性の高いブランディング手法です。すでに100年以上の歴史を持つ企業を含む複数の事例で、その効果が実証されています。
ブランディングの新たな視点
近年のブランディング活動は、プロモーションに偏りがちで、見た目の改善に終始してしまうことが多く見られます。逆光は、「ブランドは流行ではなく信念から生まれるべき」という理念を基に、代表の佐々木勇が16年間にわたって築いてきた実践的知識を体系化し、メソッドを確立しました。これは企業の戦略を強化し、持続可能なブランド構築を可能にします。
「ブランドは語るのではなく、綴るもの」という哲学を反映したこの手法は、商標登録によって、企業にとっての重要な資産となります。
成功事例に見るリブランディングの実績
有限会社カクマル堂
創業100年以上の広島の和菓子店、カクマル堂では、新商品の「甘党はち乃木」のブランド物語を再構築しています。グッドデザイン賞などへの応募も視野に入れた戦略的なブランド設計が行われており、リブランディングの具体的な成功例として注目を集めています。
対厳堂
同じく創業100年以上の伝統工芸品製造企業である対厳堂では、伝統技術を用いた「お砂焼き」に新たな価値を見出し、アップサイクル商品として展開しています。リブランディングボードの思想を活かし、文化と循環を結びつけていく新たな挑戦をしています。
大進創寫舘
地域密着型のフォトスタジオである大進創寫舘では、顧客への体験全体を再構築し、地域で“選ばれるブランド”へと進化を遂げています。「らしさ」の再定義を通じたブランディングが実現可能となっています。
リブランディングボードの構成
このメソッドは、二つのセクションに分かれています。まず、セクション①では文化の基盤を定め、企業の目的や使命、ビジョンを明確化します。そして、セクション②では、信念と行動が一致する構造を設計し、企業のブランドストーリーを一貫したものにすることを目指します。
「リブランディングボード」は、A2サイズのボードでお届けされ、各社の独自の世界観を反映したデザインが施されています。経営層から現場まで、全ての関係者が共通の言語でコミュニケーションを図るためのツールとして活用されています。
未来への展望
今後、株式会社逆光はリブランディングボードを、他の手法であるENTRY DRAMA™(共感採用パッケージ)やEAMメソッド(感情設計マーケティング)と連動させ、企業全体のブランディングやマーケティングを統合的に支援する体制を強化していきます。特に地方の中小企業や地域ブランドへの導入を強化し、自らの言葉で文化を綴ることの重要性を広めていくことを目指しています。
会社情報
このように、「リブランディングボード®」は企業や地域のブランドを深く見つめ、組織としての一体感を生むことで、持続可能な発展を促す力を持っています。