イオンが贈呈した「セーフウォーターキャンペーン2025」の意義
2025年8月12日、カンボジアのプノンペンで「イオン ユニセフ セーフウォーターキャンペーン2025」が行われ、6,362万4,224円の贈呈式が実施されました。この寄付金は、皆さまから寄せられた募金とイオン財団からの拠出金に基づいています。このキャンペーンは、主にカンボジアとラオスの水不足問題に取り組むことを目的としています。
現状と取り組み
カンボジアの一部地域では、安全な水源の確保が難しく、子どもたちが水をくむために多くの時間を費やしており、学校に通うことができないケースが多くあります。また、使用される水の多くが不衛生で、健康を害する成分を含む地下水や汚染された水が日常使いされています。このような状況を打破するため、イオンは2010年から「セーフウォーターキャンペーン」を開始し、持続的に活動しています。
総額6,362万4,224円の寄付金のうち、寄付者からの募金が3,181万2,112円で、残りがイオン財団からの拠出金となっています。この資金は、日本ユニセフ協会を通じて、浄水施設の建設やメンテナンス、地方の家庭への水供給システムの構築に活用され、これまでに約64万人が安全な水を利用できるようになりました。
キャンペーンの詳細
今回のキャンペーンは、2025年の5月1日から6月30日まで、全国のイオングループ店舗7,830箇所で実施されました。多くの方々からの支援が集まり、イオンの地域社会に対する貢献の姿勢が際立つ機会となりました。
贈呈式には、在カンボジア日本国大使館の特命全権大使である植野篤志氏、ユニセフカンボジア事務所代表・ウィル・パークス氏、公益財団法人イオンワンパーセントクラブの理事長・渡邉廣之氏などが出席し、活動の意義を強調しました。
未来に向けて
イオンワンパーセントクラブは、「お客さまを原点に平和を追求し、人間を尊重し、地域社会に貢献する」という理念のもと、1990年に設立されて以来、社会的責任を果たすために様々な活動に取り組んできました。今後も「子どもたちの健全な育成」「地域の発展への貢献」「災害復興支援」を重点に置き、持続可能な未来に向けて努力を続ける予定です。
詳細については、
イオンワンパーセントクラブの公式サイトや
Instagramをご覧ください。