日立社員がAWS GameDayで大活躍
日立製作所は、Amazon Web Services(AWS)が主催する「AWS re:Invent 2024」の中で行われた「AWS GameDay: NFL digital experience」にて、同社社員の早川裕志氏と福元駿汰氏のチームが優勝したことを発表しました。このイベントは、AWSを用いて現実世界の技術的課題を解決することをテーマとした競技で、参加者は技術的なスキルや問題解決能力を試されました。今回は、アメリカのプロアメリカンフットボールリーグ(NFL)を舞台に、データ分析やAI、サーバーレス技術を駆使した約40チームが競い合いました。
チームの奮闘と成功
優勝を果たしたチームには多くの注目が集まりました。早川氏はAWS技術の専門家として認められ、「2024 AWS Ambassadors」に選出されたほか、有効なAWS認定資格を全て保有するエンジニアとして「AWS Ambassador - Certification All-Star Award 2024」を受賞。福元氏も若手エンジニアとして「2023 Japan AWS Jr. Champions」に選ばれるなど、個々のスキルも優秀です。
また、早川氏、白須光氏、須賀功太氏、福元氏の4名で構成されたチームは、同イベントのDevOps部門「AWS GameDay: Developer experience」において3位に入賞。4名は2024年6月に開催されたコスト最適化をテーマとする「AWS GameDay ~ Frugality Fest(節約祭り!) ~」でも優勝を果たしています。これらの成果は、日立のエンジニアの高い技術力とチームワークの賜物です。
日立の教育プログラムと将来の展望
日立は、クラウドエンジニアの育成に力を入れています。AWSなどのクラウドサービスに精通した人材をDX推進のためのデジタル資源として位置づけ、トレーニングや資格取得を支援するラーニングパスを整備。今後もAWSとの連携を深め、クラウドエンジニアの育成を推進し続ける方針です。さらに、「Hitachi Application Reliability Centers (HARC)」や「Hitachi Intelligent Platform (HIPF)」を通じて、蓄積された専門知識を顧客に提供し、デジタル変革を支援していくとのことです。
まとめ
日立製作所の社員たちがAWS GameDayで得た成功は、個々の努力や技術力を証明するものであると同時に、チームとしての強力な連携を示しています。デジタル時代における競争が激化する中、こうした優れた人材の育成と技術の研鑚が、未来のビジネスを支えていく重要な要素となることでしょう。今後も日立の活動から目が離せません。