博多の名物「元祖トマトラーメン三味」の躍進
博多の「元祖トマトラーメン三味(333)」が、コロナ禍を逆手にとった成長を遂げ、デリバリー業界でのトップランナーとなっています。株式会社三味は福岡市に本社を置き、外食自粛の影響を受けながらも「出前館」との連携により、圧倒的な売上実績を残しました。2021年6月からの13ヶ月間、福岡県内のラーメンカテゴリーで売上No.1となり、その記録に名を刻んでいます。これまでの実績を振り返りながら、どのようにしてこの成功を築いたかを探ります。
コロナ禍を契機に始まったデリバリー強化
飲食業界が厳しい時期に直面する中、三味はいち早くデリバリー事業の強化を決定しました。「出前館」とのパートナーシップを結び、地域での露出を最大化しました。「自宅でも美味しいラーメンを楽しんでほしい」というテーマでプロモーションを展開し、多くの認知を集めました。
この取り組みの結果、福岡県内の売上ランキングで、脱落することなく続けて上位に名を連ねることに成功しました。
驚異の売上記録
2021年6月から2022年11月までの18ヶ月間で、17ヶ月が売上1位をキープ。特に2022年には、東京オリンピック期間中にタレントの“めるる”こと生見愛瑠さんが出現したCMでも「おすすめ店舗」として取り上げられるなど、全国的にもその名を広めるきっかけとなりました。
| 期間と実績 |
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| 2021年6月〜2022年6月で13ヶ月間連続1位 |
| 2022年7月の単月は福岡県内第3位 |
| 2022年8月〜2022年11月の4ヶ月間連続1位 |
このように絶対王者としての地位を担保し続け、新たな記録を打ち立てているのです。
デリバリーラーメンの先駆者としての挑戦
デリバリーサービスにおいて、ラーメンの「伸び」を防ぐために、三味は独自の「完全セパレート容器」を導入しました。 厳密に分離された麺とスープのおかげで、出来立ての味をそのまま楽しむことが可能です。年間約32万杯ものラーメンをデリバリーしており、デリバリー文化を形成してきた自負があります。この工夫により、ラーメン愛好者たちからも支持を受けることができたのです。
利益度外視の価格設定
創業者の宮下将司氏は、コロナ禍で外食できない状況下で、一杯のラーメンが「日常の幸せ」を作る存在になることを願いました。そのため、利益を度外視した価格設定をすることに決め、「元祖トマトラーメン1杯税込333円」のキャンペーンを展開しました。
このように手に取りやすい価格設定は、数多くの注文につながり、多くのお客様に喜んでもらっています。
まとめ
「元祖トマトラーメン三味」の成功の根底には、「地域の方々が笑顔になれる食文化を届けたい」という鮮明なビジョンがあります。出前館との強力な連携や、革新的なデリバリー方法、そして厳格なSDGsへの取り組みが相まって、福岡のラーメン業界での確固たる地位を築くことに成功しました。今後も三味は、地域社会に愛されるラーメン店として成長し続けることでしょう。