法律業界の新たな一歩を踏み出した弁護士ドットコムLIBRARY
弁護士ドットコム株式会社が運営する法律書籍のサブスクリプションサービス『弁護士ドットコムLIBRARY』が、画期的な機能『引用判例リンク』を提供し、利用可能な書籍が2,500冊を突破しました。これにより、弁護士が業務に必要とする資料へのアクセスが今まで以上に便利になります。
引用判例リンク機能の概要
『引用判例リンク』機能は、法令や判例のリサーチを行う弁護士たちにとって、決定的な変更をもたらすものです。具体的には、判例が掲載されている法律書籍の90%以上で、書籍から関連する判例の直接アクセスが可能です。この機能を通じて、『新版注釈民法(有斐閣)』や『我妻・有泉コンメンタール民法(日本評論社)』などの主要書籍が活用され、業務リサーチの質が飛躍的に向上することが期待されています。
背景と導入の理由
法曹界では、法律書籍や判例を使ったリサーチは不可欠ですが、その作業は時間と労力を要するものでした。弁護士たちは、特定の判例を探し出すために引用情報を元に手探りで検索を行っていました。このニーズを受けて、弁護士ドットコムは、書籍データと判例データを統合した新たなシステムを開発しました。その結果、より正確で迅速なデータアクセスを実現し、業務効率を大幅に改善することが可能になりました。
リサーチの効率化
『引用判例リンク』機能によって、弁護士たちは書籍内の情報を直接参照しながら判例を素早く検索できるようになります。これにより、従来のリサーチ作業に比べて、時間を大幅に短縮することができ、業務における生産性が向上します。さらに、異なる表記や記載形式による誤検索を防ぐ工夫もなされており、謹厳なリーガルリサーチが実現します。
さらなるサービス向上
弁護士ドットコムLIBRARYには、約3,500冊の法律書籍や雑誌が取り揃えられており、キーワード検索やAIによる自然言語処理を用いて迅速に情報を探し出すことが可能です。このサービスによって、弁護士は必要な法令やケースを効率的に見つけ出し、事件処理の方針検討や書面作成などの実務を大幅に効率化できるのです。...
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判例秘書の存在
弁護士ドットコムは株式会社エル・アイ・シー(LIC)との連携を通じて、判例秘書データベースを活用しています。このシステムによって提供される判例データは、検索だけでなく関連情報を一挙に参照できる利点を持ち、法曹界のデジタル化を促進しています。LICは、1996年から法曹業界に特化したサービスを展開しており、そのブランドは圧倒的な信頼を得ています。
弁護士ドットコムLIBRARYの『引用判例リンク』機能は、今後の法務業務に革命をもたらす一歩として注目されています。エル・アイ・シーとの提携で新たな法学基盤を築く弁護士ドットコムがどのように成長するのか、今後も目が離せません。