現場のデータ活用を加速するMODEの取り組み
シリコンバレーを拠点に置くスタートアップ、MODE, Inc.が新たに約620万ドル(約9.7億円)の資金調達を行ったことを発表しました。この資金調達には、ソフトバンク株式会社のほか、ベイシス株式会社及びSankyu-SBIイノベーションファンドが参加しています。今回の資金調達により、MODEが設立以来集めた累計資金は3,596万ドルに達しました。
プロダクト「BizStack」の役割
MODEは、建設業界や製造業、物流業に携わる企業の現場データを一元的に統合し、リアルタイムで活用できるプラットフォーム「BizStack」を提供しています。これにより、現場DX(デジタルトランスフォーメーション)の実現を後押しすることを目指しています。
今回の資金調達によって得た資金は、BizStackの社会実装を加速させるために、開発体制の強化、プロダクト機能の充実、セールス組織の拡大に活用される予定です。これにより、これまでPoCレベルで実施してきたAIと人の協調による支援システムが実務現場に広く定着させられることが期待されています。
ソフトバンクとの連携
ソフトバンクとの資本業務提携は、特に建設業界における「BizStack」の提案を強化するための重要なステップです。ソフトバンクは生成AI技術を有しており、その通信基盤や法人顧客基盤とMODEのデータ統合技術を組み合わせることで、現場におけるデータ活用の促進を図ります。これにより、より高度な意思決定をサポートすることが可能になるでしょう。
ベイシスとの業務提携
さらに、ベイシスとの業務提携により、IoTデバイスの設置から設定、保守に至るまでの一貫したサポート体制の確立を目指します。ベイシスは、IoTエンジニアリングサービスを展開しており、MODEの「BizStack」との連携で革新的なIoTプラットフォームサービスを提供することが期待されています。
山九とのコラボレーション
加えて、MODEは山九とも新たな連携を始め、製造や物流分野における現場のニーズに応えたソリューションの社会実装へと進むことを計画しています。この連携により、MODEは現場ノウハウとネットワークを活用し、現実的な課題解決へ向けた活動をさらに進めていくこととなります。
投資家のコメント
ソフトバンクの法人事業統括IoT&プラットフォーム本部長梅村氏は、この提携を通じてデータ活用の推進を加速させる持続可能な未来を見据えていると述べています。ベイシスの田中氏も、MODEのビジョンに感銘を受けたと同時に、新たなIoTプラットフォームサービスの提供に期待を寄せています。さらにSankyu-SBIイノベーションファンドの野田氏も、MODEの取り組みが現場に革命をもたらす可能性があると語っています。
今後の展望
MODEのCEOである上田学氏は、今回の資金調達によって現場におけるデータの重要性が高まる中、さらなる市場拡大と現場DXの加速を目指す意向を示しています。現場データをリアルタイムで活用し、効率的な業務運営を実現する挑戦を続けるMODEは、今後も多くの企業との連携を通じて新たな可能性を切り拓いていくことが期待されます。
「BizStack」についての詳細はMODEの公式サイトで確認できます:
MODE公式サイト