東急不動産、インドネシアで権威ある受賞
2025年6月、シンガポールで開催された「Real Estate Asia Awards 2025」にて、東急不動産株式会社のグループ会社、東急不動産インドネシア(TLID)が二つの最優秀賞を受賞しました。これは、同社がインドネシア市場において行った持続可能な開発および高級住宅の取り組みが評価された結果です。
受賞した賞の内容
TLIDが受賞したのは、年間最優秀サステナブル開発賞(Indonesia部門)と、年間最優秀高級住宅開発賞(Indonesia部門)です。特に、BRANZ Mega Kuninganという高級分譲マンションが受賞したことは、地域社会への配慮を背景にしたプロジェクトの象徴的な成果となっています。
TLIDのCSR活動
東急不動産は、インドネシアでの事業開始以来、地域貢献のためのCSR活動にも力を入れています。具体的には、自転車レーンの整備やCOVID-19ワクチン接種支援、植樹活動、ウミガメの保護活動など、多岐にわたる社会貢献を実施しています。これらの活動は、受賞の要因となっただけでなく、地域住民との絆を強める役割も果たしています。
BRANZ Mega Kuninganの特長
受賞したBRANZ Mega Kuninganは、インドネシアにおける東急不動産の50年を代表するプロジェクトです。ジャカルタの中心部に位置し、約1ヘクタールの広大な敷地に高級分譲マンションや商業施設が展開されています。企画から販売、管理まで全て日本企業の手によって行われたこのプロジェクトは、質の高さを確保しています。
特筆すべきは、サービスアパートメントとして運営される「Swissôtel Living Jakarta Mega Kuningan」で、全てのエネルギーが再生可能エネルギーから供給されるなど、サステナブルな住環境を提供しています。加えて、各住戸にはエネルギー効率を考慮したシステムが導入されており、ラグジュアリーさと持続可能性が両立しています。
地域貢献と長期ビジョン
東急不動産ホールディングスは、2021年に「GROUP VISION 2030」を策定し、環境経営やDXといった新たな施策に取り組んでいます。再生可能エネルギーへの完全移行を2022年に達成し、インドネシアにおけるクリーンエネルギー導入の先駆けとしての役割も担っています。これらの活動は、地域社会を考慮した企業としての姿勢を強く示すものです。
結論
東急不動産の取組みは、単に経済的な成功にとどまらず、持続可能な社会の実現に向けた挑戦でもあります。今後も地域貢献と質の高い開発の両立を維持し、投資を続けることで、インドネシアにおけるさらなる信頼を築いていくことでしょう。これからの活動にも大いに期待が寄せられています。