琉球銀行がスタートアップ向け新商品「BORベンチャーデット」を導入開始

2025年9月、琉球銀行が新たな金融商品を導入



琉球銀行(頭取:島袋 健)は、県内のスタートアップ企業の成長を支援するために、新しい金融ソリューション「BORベンチャーデット」の取り扱いを2025年9月から開始することを発表しました。この新商品は、競争力のあるミドル期以降のスタートアップ企業を対象とした融資制度で、これまでにない資金調達手段を提供します。

BORベンチャーデットとは?



「BORベンチャーデット」は、スタートアップ企業が事業成長に必要な資金を迅速かつ柔軟に手に入れることができる特徴があります。従来の株式による資金調達と異なり、株式が希薄化することなく資金を調達できるため、経営者の所有権を守ることができます。この革新的な仕組みは、事業性や将来性を重視し、全国的に導入が進む中で、琉球銀行が県内で初めて取り扱う機関となります。

スタートアップ支援を超えた取り組み



琉球銀行のこの取り組みは、単なる資金供給に留まるものではありません。スタートアップ・エコシステムの形成や起業文化の醸成、挑戦する企業への継続的支援を通じて、新たな価値を創出することを目指しています。単に資金を与えるだけでなく、スタートアップ企業と共に成長していく姿勢を強調しています。

BORベンチャーデットの詳細



「BORベンチャーデット」の具体的な内容は以下のとおりです:

  • - 名称:BORベンチャーデット
  • - 総額:20億円
  • - 融資金額:2億円以下
  • - 融資期間:3年以内
  • - 融資対象:ミドル期以降かつ、ベンチャーキャピタルから資金調達実績のあるスタートアップ企業
  • - 各種条件:金利等の条件については、相談の上で決定されます。

この新たな金融商品は、琉球銀行がこれまで提供してきた「BORベンチャーファンド」に続く新たな選択肢として、スタートアップの多様な資金ニーズに応えるものです。これによって、地域経済の未来に貢献し、共に成長していくことを目指しています。

持続可能な社会に向けた取り組み



琉球銀行は、地域金融機関の枠を超えて、スタートアップ支援のリーダーシップを発揮していく考えです。持続可能な社会の実現に向けたイノベーション創出を力強く推進し、地域の成長を支援し続ける決意を固めています。この取り組みを通じて、未来のビジネスチャンスを創出し、スタートアップ企業が飛躍するための基盤を築いていくことでしょう。

このような背景をもとに、琉球銀行は新たな金融商品「BORベンチャーデット」を通じて、スタートアップの支援をさらに強化していきます。地域経済の発展と、企業の成長を共に育むことが期待されます。

会社情報

会社名
株式会社 琉球銀行
住所
沖縄県那覇市久茂地1丁目11番1号
電話番号
098-866-1212

トピックス(経済)

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