アファンの森が進める再生活動
アファンの森北エリアは、2023年に環境省から「自然共生サイト」に認定されました。この認定は、一般財団法人C.W.ニコル・アファンの森財団が生物多様性の保全に向けて行ってきた活動の成果と言えます。1986年からこの地域の整備をはじめ、故C.W.ニコル氏の理念を受け継ぎ、多様な生物を育む森の再生に取り組んでまいりました。
生物多様性の回復
認定されたアファンの森北エリアでは、過去に放置されていた里山が見事に蘇り、現在では絶滅の恐れのある65種以上の動植物が生息しています。「ネイチャーポジティブ」を実践しながら、環境省によるモニタリングにも努め、持続可能な森づくりを進めています。この活動は、多くの地域コミュニティや企業にとって環境保全のモデルケースとなることでしょう。
ひかり味噌の森づくり協定
2023年11月、ひかり味噌株式会社とC.W.ニコル・アファンの森財団は森づくりに関する協定を締結し、新たに約1.7ヘクタールのエリアを『Afan Heulwen Woodland by Hikari Miso』と名づけました。これは、生物多様性の保全と自然再生を目的とした活動です。来たる2024年5月には、社員による森づくり体験セミナーが開催され、社員たちは実際に森に手を入れる活動に従事しました。
次なるイベント
次回の森づくり体験セミナーは2024年11月17日(日)に予定されています。参加者は実際に南エリアの手入れや「Afan Heulwen Woodland by Hikari Miso」の発展を見据えた作業に取り組むことで、森の大切さを実感できるでしょう。また、生物多様性の回復が進む北エリアとの違いを体感する貴重な機会にもなります。
アファンの森南エリアの現状
南エリアでは、さらなる多様性を確保するための手入れが必須です。2009年には同財団がこのエリアを購入し、徐々に生物多様性回復の道を歩んでいます。現在、主にササやヤブの伐採を行ない、埋土種子から希少植物が再生できる環境を整えています。
未来に向けた森づくり
今後の計画としては、さらなるモニタリングを行いながら里山の生態系を知識や技術で支えていくことが重要です。アファンの森の取り組みは、地域の生物多様性を深く理解し、持続可能な環境を次世代に引き継ぐための重要な基盤となるでしょう。
このように、アファンの森での再生活動は自然環境への深い理解と実践が求められる新たな挑戦です。私たちも、この美しい自然を守り、次世代に届けるために協力したいものです。
お問い合わせ
ひかり味噌株式会社お客様相談室:
TEL:03-5940-8850