SNS市場におけるInstagramの影響を探る新たな調査が始動

テテマーチ株式会社が運営する調査機関『サキダチラボ』が、SNSの価値証明を目的に新たなコンテンツを提供することにしました。特に注目を集めるのは、Instagramが高価格商品に与える影響を解き明かす調査です。近年、SNSマーケティングは企業にとって欠かせない手段となっており、その真価を検証する重要なシステムとして、サキダチラボは活動しています。

SNSの運用とその重要性

SNSは企業のマーケティング活動において、ますます重要な存在となっています。しかし、特に高価格帯の商品やサービスの購入行動にどれほど影響を及ぼすのかは、まだ十分には理解されていません。このため、サキダチラボは高価格商品を10万円以上購入したことのある消費者を対象に、行動パターンを中心にしたアンケート調査を行いました。この調査の結果、全3回にわたってレポートを公開しています。

調査の具体的な内容

第1回：高価格商品購入者とInstagram利用の関係

第1回では、SNSを利用している高価格商品購入者の調査結果が発表されました。このデータによると、58％の購入者がInstagramを参考にしていることがわかりました。これにより、SNSが消費者の選択にどれほど影響を及ぼしているのか、明確な指標となります。

第2回：UGCの影響

第2回では、購入者が最も参考にする情報源が「UGC（ユーザー生成コンテンツ）」であることが判明しました。これは、一般の消費者が投稿するリアルな商品体験が、ブランドからの情報よりも強い信憑性を持つことを示しています。特に、友人や知人のような“知り合いではない一般人”の評価が、消費者の信頼を得る鍵となります。

第3回：SNSの影響分析

最終回では、SNSが購買行動にどのような影響を与えるのか、高価格商品と低価格商品を比較した結果が発表されます。この結果は、マーケティング担当者が今後の戦略を見直す際に、重要なデータとなるでしょう。

今後の展望

サキダチラボの所長、上市愛氏は、「Instagramは高価格商品の購買行動においても欠かせない存在である」とコメントしています。特にビジュアルやデザインが重視される商品では、その影響力が顕著であることがわかりました。また、消費者が求める情報が何であるかを理解し、それに合わせたコンテンツ制作の重要性が増しているとしています。