大阪市生野区での職業体験プログラム
大阪市生野区は、製造業が盛んな「ものづくりのまち」として知られています。今年、株式会社ダイヤが参画した「次世代職業体験プログラム」では、大阪市立桃谷中学校の2年生が新たなパンを開発しました。これらのパンは11月3日に行われる桃中祭で販売されることになっています。
IKUNO未来教育ネットワーク
生野区役所は、地域の教育環境を充実させるため「IKUNO未来教育ネットワーク」を設立しました。このネットワークは、産官学が連携し、地元の小中学校の生徒たちが実践的な学びを得ることを目的としています。その一環として、今回はダイヤと共に中学生たちが商品開発から販売までを手掛けるプログラムが実現しました。
次世代職業体験プログラムの特徴
このプログラムは、企業からのレクチャーを受けるだけでなく、中学生達がチームでICTを活用した調べ学習に取り組み、企画・デザイン・販売の振り返りを行います。実際の社会に通じる探求型メニューとして、中学生たちの独自のアイデアが活かされました。
商品開発の経緯
20チームがアイデアを出し合い、厳選された4つのパンが商品化されました。以下のパンが実際に販売される予定です。
1.
さくとろ桃中パン
- 菓子パン生地に桃風味のビスケット生地をのせ、カスタード風味のクリームを入れた構成です。
2.
酸いも甘いもさつまいもパン
- さつま芋クリームと蜜漬けさつまいも、紫芋風味のチョコで仕上げています。
3.
ワンパン
- バナナ風味のパン生地にチョコレートスプレッドを絞り、犬の形に仕上げたユニークなデザインが特徴です。
4.
onlyパン
- メロンパンとさつまいも入りホイップクリームを組み合わせた贅沢な一品!
学生たちの感想
参加した学生たちはこの経験を通じて多くのことを学び、以下のような感想を述べています。
- - 「自分の案をみんなと共有するのが楽しかった。」
- - 「企画にかかる材料費が思った以上に高かった。」
- - 「友達と話し合って考えたものが商品化されて嬉しい。」
- - 「子供のアイデアと大人の知識が融合して、素晴らしい商品ができた。」
- - 「パンを作るのは難しいと実感した。」
- - 「選ばれなかった案でも、次に生かしたい。」
- - 「みんなで協力することの難しさを実感した。」
このように、貴重な体験が学生たちの未来に良い影響を与えることが期待されています。このプログラムは今後も継続され、さらなる商品開発や地域貢献につながることでしょう。
会社概要
株式会社ダイヤは1946年に創業し、1952年に法人化されました。2024年7月には82名の正社員を擁し、大阪市生野区新今里に本社を構えています。ダイヤは地域活性化にも寄与し、今後の活動が注目されます。