成田市に新たにオープンした介護医療院「千年希望の杜 成田」
社会福祉法人恵洋会が運営する介護医療院「千年希望の杜 成田」が、2024年10月1日に千葉県成田市に開院しました。
この施設は、地域の高齢者や医療ケアが必要な患者さんに向けた新しい医療と介護の融合の場として設けられたものであり、内覧会も開催されました。介護医療院は、医療と介護両方の必要な方を対象とし、安心して長期的な生活ができるよう配慮されています。多床室や個室が設けられており、幅広いニーズに応えることが可能です。
施設の基本情報
「千年希望の杜 成田」では、多床室88名、個室12名まで受け入れ可能で、医療行為として喀痰吸引や経管栄養、点滴等の介護が必要な方が対象となります。
また、千葉県成田市大袋407-1に位置し、地域交流センターも設置されており、近隣住民とのコミュニケーションを大切にした開放感ある施設を目指しています。
介護医療院の特徴
この新しい介護医療院は、以下の特性を備えています。
- - 独立した施設: 病院の病床の一部を介護医療院として運営するのではなく、完全に独立した介護医療院として、地域とのつながりを強化します。
- - 最新のICT技術の活用: 介護業務の効率化と職員の負担軽減のため、スマートフォン1台で介護ソフトや各種センサーの連動が実現されています。インカムを通じた音声入力も可能で、スムーズな連携を図っています。
- - 静かな環境: 住宅街の中に位置し、周囲には緑豊かな自然が広がっています。安心して過ごせる環境で、外的ストレスを軽減しながら安らかな生活が送れます。
- - 広々とした空間: 各居室は広めに設計され、多床室では基準以上の広さを確保しています。廊下や浴室も充分なスペースを持ち、介護業務もスムーズに行われます。
理事長の思い
恵洋会の理事長である山本宗大氏は、成田に深い思い入れがあり、地域の復興に貢献したいとの考えから、今回の新設を行いました。成田は航空産業の街ですが、パンデミックの影響で活力を失っている現状に心を痛めており、地域のために尽力したいという熱い思いが込められています。
段階的な事業展開
恵洋会は、特別養護老人ホーム「睦沢園」や「長柄園」なども運営しており、新たな介護医療院の開設を通じて、さらなる事業展開を目指しています。今後も地域との連携を強化し、住みやすい環境を整えることに力を入れていく予定です。
地域なくしては成り立たない
「千年希望の杜 成田」は、地域の高齢者が安心して過ごせる空間を提供し、医療と介護の質を向上させることを目指しています。そして、地域住民との円滑なコミュニケーションや連携が運営の基盤となること間違いありません。これからも地域と共に歩む施設を目指し、努力を続けてまいります。