岩手県陸前高田市における理研ビタミンの森づくり活動が始動
理研ビタミン株式会社は、岩手県陸前高田市と公益財団法人Save Earth Foundationとの間で、「企業等による森づくり制度」に関する協定を2024年2月4日(火)に締結しました。この制度は、新たに設置されたもので、地域の森林機能を高めるとともに、地域間の交流を促進し、地域の活性化を目指しています。
締結式には、陸前高田市の佐々木市長や理研ビタミンの麻生氏、宮澤氏、理研食品の黒川氏、及びSave Earth Foundationの渡邉代表理事が参加し、協力の意義を語りました。この取り組みは、陸前高田市が市有林を企業や団体に提供し、そこで森林保全活動を行うという新しい試みです。企業や団体はその区画で活動を実施し、その協賛金は市の林業振興策に使われることになります。
理研ビタミングループは、以前から陸前高田市と深い関係を築いており、広田湾漁協とのわかめ事業などを通じて地域に貢献してきました。2021年には、同市に「理研食品 陸前高田ベース」を新設し、スジアオノリの陸上養殖に取り組んでいます。海藻生産地である陸前高田市での活動が、海洋環境の保全や循環型社会の実現につながると考えての参画です。
この協定のもと、理研ビタミンは、提供された区画を「企業の森」と名付け、従業員向けの環境教育を行うことを予定しています。従業員が実際に森林保全活動に参加し、その経験を通じて環境意識を高めることを目指しています。
理研ビタミングループは、今後も自然環境との調和を重視しながら事業を展開し、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを進めていく考えです。地域との共生を図りつつ、企業としての社会的責任を果たすことが期待されています。このような取り組みは、地域の人々にとっても良い影響を与えることでしょう。
今後も理研ビタミンの森づくり活動は注目されることでしょう。地域活性化や環境保全に向けた企業の姿勢は、今後の社会においてますます重要な役割を果たしていくことが期待されます。