Automagiが経済産業省の補助金事業に採択
Automagi株式会社は、経済産業省が実施している「グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金」において、ベトナムにおけるAI診断技術利用を中心としたプロジェクトが採択されました。本事業では、ベトナムの電力インフラの保全業務にAI技術がどのように役立つかを調査し、日本とベトナムのインフラ管理の効率化を図ることが目標です。
提案の背景
日本とベトナムは、1959年度から始まった長い友好関係を持ち、特に技術支援や資金援助を通じて互いに発展してきました。近年は、ベトナム国内でデジタルトランスフォーメーション(DX)が進められ、AI技術の受け入れが進んでいることから、このタイミングでの提案に繋がりました。Automagiはベトナム電気大学をはじめとする現地の企業やエンジニアと密接に連携し、AI技術の導入可能性を探求していきます。
ベトナムのインフラ状況
ベトナムは急速な経済成長を遂げ、多くの重要なインフラが新設されています。このことは、高度経済成長期の日本を彷彿とさせます。日本では、その時に建設されたインフラが老朽化しつつありますが、同様の課題がベトナムにも近い将来訪れると考えられています。特に電力インフラの維持管理は重要であり、AIを使った保全業務の高度化が必須です。
Automagiの技術力
Automagiは、国内大手電力企業向けに送電鉄塔の劣化診断を行うAIソリューションを開発するなど、インフラ点検におけるAIの導入実績を積んできた企業です。この経験をもとに、ベトナム電力公社(EVN)に対して、日本のAI診断技術の導入を提案し、持続可能なインフラ管理システムの構築を目指します。さらに、ベトナム電力大学(EPU)との共同研究も視野に入れ、両国の技術力を向上させる計画です。
事業の概要
本事業は「ベトナム社会主義共和国におけるAI診断技術によるインフラ事業高度化調査事業」と名付けられ、以下のようなステップを踏みます:
1. EVNのDX戦略の展開状況の調査
2. 重要インフラの保全業務やサンプル画像の解析
3. EPUとの共同研究の検討
4. 事業協力企業の調査および選定
5. 現地情報に基づいた技術解析
6. 事業進出の可能性やリスクの分析
今後の展望
このプロジェクトを通じて、ベトナムにおけるインフラ管理の効率化を図ることが期待されます。また、ベトナムで集められたデータを利用し、Automagiが持つAI診断技術の精度向上にも繋がるでしょう。さらに、現地の優秀な人材と協力し、次世代技術者の育成にも寄与していくことを目指します。
AI診断技術のさらなる応用
電力設備管理以外にも、ベトナム国内の水道やガス、鉄道などのインフラ分野へもAI技術を応用することが可能であり、これにより、Automagiの技術を利用したインフラ診断はより一層広がりを見せるでしょう。これは、日本企業が海外に進出する機会を生み出し、新たな雇用の創出にも寄与すると期待されます。
Automagiのインフラ点検AIソリューション
Automagiが開発する『AMY InfraChecker』は、画像解析技術を使用し、インフラの監視やメンテナンスをAIにサポートさせるものです。このソリューションは、作業の効率を高め、人員の削減を実現します。
そし... 2025年1月29日(水)14時から、ウェビナーを開催します。詳細はAutomagiのホームページをご覧ください。
Automagiについて
Automagi株式会社は社会インフラ産業の課題解決に取り組む企業であり、AIやDXソリューションの提供を通じて社会の発展に貢献しています。