睡眠問題と健康不安
2021-03-16 13:00:03
世界睡眠デーに考える睡眠問題と健康への不安
世界睡眠デーとは
毎年3月の第3金曜日は「世界睡眠デー」として国内外で健康な睡眠の重要性が認識されています。最近の調査では、約6割の人々が睡眠に関する問題を抱えていると報告され、特に新型コロナウイルス感染症の影響が色濃く現れています。
健康への不安
調査によれば、将来の健康について不安に感じている人は61.1%に上ります。特に、コロナ禍以降は「免疫力」「運動不足」「体重増加」に関心が高まっており、これらが健康への懸念を助長しています。特に女性が男性よりもこの意識が高いという結果も出ています。
変化する生活リズム
コロナ前後での起床・就寝時間の変化に目を向けると、以前は6時台や7時台に起床する人が多かったのに対し、今では8時台や9時台の遅起きが増えています。また、就寝時間も平均して早くなり、26時台や27時台に寝る人が増加しています。このような生活リズムの変化は、全体的にストレス増加を反映していると言えるでしょう。
睡眠の問題
約6割の人が「熟睡できない」「寝付けない」と感じており、その理由としてはストレスが37.1%で最多を占めています。さらに、寝る前のスマホやデジタル機器の使用が23.9%という結果も出ており、多くの人が睡眠障害の原因を理解しつつも実行できていない現状が浮かび上がります。
面白いことに、60%近くの人がアラームを携帯電話で設定しており、かつそれが睡眠妨害を認識しながらもデジタルデバイスを持ち込む傾向があることが示されています。
睡眠環境を見直す
「快適な睡眠に必要な要素」として、寝具のフィット感や睡眠時の温度が約60%の人にとって重要視されており、その次に寝室の照明や周囲の音が関わっています。興味深いことに、今のマットレスについて満足している人は20%程度しかいないため、多くの人が自身の快適な睡眠をサポートする寝具を見つけられていないことが分かります。
生活改善への傾向
約30%の人がコロナ以降に寝具を新しくする意向を持ち、実際に約10%はすでに買い替えを行っています。このような対応が考慮されていることからも、快適な睡眠を求める動きが広がっていると考えられます。改善の手立てとして、まずは生活環境や睡眠環境を整えることが大切です。
結論
世界睡眠デーを契機に、睡眠の質を向上させるための具体的な行動を始めることが重要です。十分な睡眠を取ることは、身体的・精神的健康を守るために不可欠です。一人一人が自身の睡眠の質について見直し、健康的な生活を送るための第一歩を踏み出しましょう。
会社情報
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Emma Sleep Japan合同会社
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