ファッション業界の新たな風
東京都荒川区に位置するファッション特化型の起業支援施設「イデタチ東京」は、2024年4月1日から新たにビームス社の市岡忠幸氏をメンターとして迎えます。この取り組みは、ファッション関連産業での起業を促進することを目的としています。市岡氏は、ビームスでの豊富な経験を活かし、店舗運営や商品プロデュースのノウハウを入居者に伝授します。
新たな入居者が加わる
また、4月2日には、新しい事業者として高密度刺繍を用いたアパレルブランド「moco10^-13」がイデタチ東京に加わりました。このブランドは、造形作家でありエンジニア系クリエイターの鶴居崙(ツルイロン)氏が手がけます。「10年間着用できる刺繍服」をテーマに、独自の素材やデザインで新しい価値を提供しようとしています。
多様なメンタリングの提供
イデタチ東京では、ファッションブランド運営に必要なコミュニティや専門知識を持つメンターが揃っています。月2回のメンタリングを通して、起業家は具体的なアドバイスを受けることができます。市岡氏は、特に販売視点やプロデュースの見地から、入居者の事業を支援する役割を担います。これにより、参加者は理論だけでなく実践的な知識も身につけることができるのです。
鶴居崙氏の挑戦
「moco10^-13」の鶴居氏は、非アパレルからの参入を果たし、持続可能なファッションを目指しています。3Dプリンターやレーザー加工機を駆使し、オリジナリティに富んだアイテムを制作。特に刺繍加工や舞台衣装への提案もしており、その技術力の高さが注目されています。彼のビジョンは、ファッション業界に新たな価値観をもたらし、消費者にとって魅力的なブランドを構築することです。
イデタチ東京の魅力
「イデタチ東京」は日本屈指の繊維問屋街、日暮里繊維街に位置し、24時間利用可能なオフィススペースが備わっています。この環境は、起業家にとって理想的な成長の場を提供します。また、地域の資源を活用し、プロフェッショナルとのネットワークを構築できる場でもあります。
まとめ
イデタチ東京は、ファッション業界の起業家にとって新たなステップを踏み出すための力強い味方となる施設です。市岡氏のメンタリングや、企業との連携を通じて、革新的なビジネスを生み出す土壌が整いつつあります。これからの展開に目が離せません。