理系大学院生のための就職イベント『理系院生Expo in 東京』
2025年4月26日(土)、東京で開催される「理系院生Expo in 東京」が、理系大学院生の新たな就職活動のスタイルを提案します。このイベントは、学生と企業の架け橋となることを目的としており、専門性や独自のスキルを適切に評価される機会を提供します。
就活の常識を変える
高等教育を受けた理系の大学院生は、学部生と同等の評価を受けがちですが、その実力や経験は学部生とは明確に異なるものです。このイベントは、大学院生のキャリア支援を行うアカリクによって開催され、彼らの専門性を尊重した就職の場を提供します。
トランスファラブルスキルの重要性
「トランスファラブルスキル」とは、研究活動を通じて習得した様々な能力のことです。これらのスキルは、研究や開発以外の幅広い業務に活かされるもので、企業側もその重要性を認識しています。大学院生は、自身の強みを理解し、効果的にアピールできる能力を身につける必要があります。
参加予定の企業は15社で、修士課程や博士課程の学生が対象です。企業は自社の強みを3分間のプレゼンで紹介し、その後、参加者は各ブースを訪問して情報を得たり、質疑応答を行ったりするスタイルです。
“研究✕就職”の現現場
多くの大学院生は、専門的な研究と就職活動の接点が見出せずにいます。「学んだことが、就活になると“ガクチカ”にすり替わる」という不安の声も多く、研究と就職のギャップに葛藤しています。このイベントはそのような問題に取り組み、解決を目指す場となることを目指しています。
政府も博士人材の民間企業での活躍を促進する政策を打ち出し、アカリク代表の山田はこの流れに関与する役割を果たしています。大学と企業、さらには行政との協力により、大学院生が新たなキャリアの道を切り拓くことが期待されています。
高い満足度を誇るイベント
2024年に開催された前回の「理系院生Expo」では、多くの学生が参加し、満足度が96%という高い評価を得ています。122名の理系院生が参加し、76.2%が「とても満足」と回答し、19.8%が「やや満足」としました。参加した企業も、リピートを前向きに検討するなど、高い評価を得ることができました。
参加者の声
参加した学生からは、「研究を重視する企業のプレゼンを聞けたのは初めて」との感想が寄せられています。また、異なる専門分野であっても、活躍している社員の姿を見て希望を持つことができたとの声も多く上がっています。
イベントの詳細
「理系院生Expo in 東京」の開催概要は以下の通りです。
- - 日時: 2025年4月26日(土)13:00~17:20
- - 場所: TKP市ヶ谷カンファレンスセンター(東京都新宿区)
- - 対象: 2027年4月に入社可能な理系大学院生(修士・博士)
- - 参加企業: 富士通グループ、三菱総合研究所、シマノ、デクセリアルズなど。
イベントへの詳細な参加申し込みは、公式サイトをご覧ください(
公式イベントページ)。
アカリクについて
株式会社アカリクは、2006年に設立された企業で、高度専門人材向けのキャリア支援を提供しています。就職情報サイト「アカリク」の運営に加え、分野別のイベント企画運営や大学でのキャリア支援など、多岐にわたる事業を展開しています。アカリクは博士人材の活躍促進に向けた取り組みにも積極的で、複数の大学と連携し、地方の情報格差を是正するための活動を行っています。
今後の理系大学院生の就職活動がより良い方向へ向かうことを期待しています。