ICEYEとスウェーデン宇宙公社
2025-11-25 16:24:21

ICEYEがスウェーデン宇宙公社と宇宙安全保障強化に向け覚書を締結

ICEYEとスウェーデン宇宙公社の覚書締結



フィンランドの衛星技術企業であるICEYE(アイサイ)は、スウェーデン宇宙公社との間で協力覚書を締結した。これは北欧およびNATOにおける宇宙安全保障能力を強化することを目的としており、両社の技術力を活かし、将来的なミッション開発や衛星運用における協力を進めていくことになる。

この協定は、2023年11月12日にヘルシンキで開催された「NATO Arctic Space Forum」の場で正式に締結された。フォーラムには、NATO加盟国の関係者や産業界の代表者が集まり、連携強化の重要性について議論を行った。ICEYEとSSCの協力覚書は、その議論を具体的な実行に移す第一歩として位置づけられている。

ICEYEは、世界最大級の合成開口レーダー(SAR)衛星コンステレーションを運用しており、ISR(情報収集・監視・偵察)能力の向上を目指している。スウェーデン宇宙公社(SSC)は世界中に広がる地上局ネットワークやミッション運用の専門性を持ち、高度な軌道アクセス機能を有する。両社の連携により、北欧およびNATOにおける宇宙ベースのISRの迅速な強化が期待される。

ICEYEのCSO兼共同創業者であるペッカ・ラウリラ氏は、「今回の締結により、ICEYEのSAR衛星機能とSSCのグローバルな地上ネットワークを組み合わせ、北欧地域の安全保障とレジリエンスを強化することを目指している」と述べた。

一方、SSCのシャルロッタ・スンド社長兼CEOは、「この協力覚書は両社の補完関係に基づいており、フィンランドとスウェーデン間の宇宙防衛協力を支える大きな一歩だ」と強調した。

さらに、フィンランド国防軍は2025年9月、ICEYEからSAR衛星および関連技術の調達を決定しており、この調達には約1億5800万ユーロがかかる見込みである。これにより、フィンランド独自の宇宙ベースの監視能力を強化する基盤が固められる。また、フィンランド国防大臣のアンッティ・ハッカネン氏は、NATO Arctic Space ForumでSAR衛星を使用する国々による多国間コミュニティ形成について言及し、安全保障面での情報交換の重要性を訴えた。

ICEYEは、政府や商業分野に向けて防衛・情報、自然災害対応などのインテリジェンスを提供し、持続可能な開発に貢献している。ICEYEの国際的な展開は、宇宙ビジネスにおける急成長を印象づけるものであり、北欧における安全保障の新たな道筋を創出することが期待される。これからのICEYEとスウェーデン宇宙公社の動きに注目が集まる。


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会社情報

会社名
ICEYE Japan株式会社
住所
東京都中央区日本橋室町1−2−6日本橋大栄ビル7階
電話番号

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