キヤノンITSが新たに発表したサービス改良
キヤノンITソリューションズ株式会社は、企業のセキュリティ対策を強化するために、その診断サービスに新たなメニューを加えることを発表しました。このサービスは、経済産業省及び内閣官房国家サイバー統括室が推進する「サプライチェーン強化に向けたセキュリティ対策評価制度」、略してSCS評価制度に対応しており、企業がその規制基準を満たすための手助けをします。
背景
最近、生成AIを利用した高度なサイバー攻撃が増えており、特にサプライチェーンに関連するリスクが特に注目されています。攻撃者は一つの企業の脆弱性を利用して、取引先や顧客にまで波及するため、企業にはこれまで以上に堅固なセキュリティ対策が求められてきています。SCS評価制度は、こうした特別なニーズに応えるために設計されており、2026年度中に運用が開始される予定です。
この制度は、各企業のセキュリティ対策とその状況を共通の基準で評価し、サプライチェーン全体の防御力向上を目指しています。しかし、導入を控えた企業は、自社の対策の現状把握やノウハウの不足、対策の優先順位付けに苦労しています。そこで、キヤノンITSの新しいサービスが登場です。
サービス内容
新たに追加されたメニューには、「実行計画策定」と「実装支援」が含まれています。具体的には、2026年4月に開始した診断サービスに加え、以下のような段階的な支援を行います。
1.
診断(2026年4月提供開始済み)
SCS評価制度の要求基準に従い、企業の現状のセキュリティ対策について評価を行い、改善点を可視化します。これにより、企業は優先すべき課題を明確に認識できます。
2.
実行計画策定(2026年8月18日提供開始予定)
診断の結果を基に、評価取得に向けた具体的なロードマップを制定します。このロードマップでは、優先順位付けをおこない、対応方針やサンプルポリシーも提供します。
3.
実装支援(2026年10月提供開始予定)
ロードマップに基づき、具体的な対策を進めるための支援を行います。ウィークリーの進捗確認ミーティングを設け、改善提案を実施します。
特徴と利点
このサービスの最大の特徴は、診断から施策の実行に至るまでの一貫した支援を行う点です。多くの診断サービスは、評価までで終わってしまいますが、キヤノンITSは長期的に企業をサポートすることを目指しています。
また、診断結果を基にした具体的な行動計画が提供されるため、企業は自社のセキュリティ強化に向けた明確な道筋を持つことができます。さらに、技術面だけでなく、運用面においても包括的な支援が行われます。
今後の展望
キヤノンITSでは、このサービスを通じて企業のセキュリティ対策をさらに強化していく考えです。現在はSCS評価制度への対応メニューの提供を行っていますが、将来的には申請や更新の支援メニューなども追加し、企業が安心してサイバーセキュリティに対応できるよう、あらゆる面でサポートを行っていく予定です。