新たな試みで佐渡島を盛り上げる学生たちの発表
最近、佐渡島がユネスコ世界文化遺産としての登録を果たすことが期待されています。これを受け、開志専門職大学の事業創造学部では、観光に関連した実践的な授業が行われました。その中で、学生たちは独自の観光推進企画を発表し、地域活性化の可能性を探っています。
観光推進企画の概要
授業「産業研究(観光)」では、学生が観光業における現状や課題について学び、実際のビジネスモデルを考えることが中心です。担当教員には、旅行業の実務経験を持つ市川昌史氏と、ホテル業界に従事する鈴木浩氏がいます。学生たちは、これまでの学びを活かして、地域の観光資源を最大限に引き出す企画を提案しました。
7月29日には、これまでの授業で得た知識とデータをもとに、数々の斬新なアイデアが発表されました。発表会では、ストーリー性や実現可能性に重きを置いたプレゼンテーションが行われ、聴衆の関心を引く企画が続出しました。
注目の発表内容
特に興味深かった企画の一つが「佐渡島沖縄化計画」です。この案では、佐渡島のイメージを刷新すべく、沖縄の人気スポットを模倣したアクティビティを提案しています。具体的には、水上映画祭やウォーターパークなどのマリン系企画を通じて、新たな観光スポットを創出することを目指しています。
さらに、「佐渡×ホラー佐渡ダークツアー」というユニークな企画も発表されました。こちらは、鬼太鼓やキリシタン塚といった佐渡の歴史を背景に、不安を煽るホラー体験を提供します。事前の情報を最小限に抑え、参加者には集合場所と時間のみを告げることで、スリリングな体験を演出しています。
実際の体験を通じた学び
これらの企画を考案した学生たちは、後期には実際に佐渡の観光事業者と連携し、実地での課題解決に取り組む予定です。長期にわたるフィールドワークを通じて、地域の観光資源をどう活用するか、その成果を実際に観察することができる貴重な機会となるでしょう。
開志専門職大学の魅力
開志専門職大学は、2020年に新潟県新潟市で設立され、実践的なカリキュラムに重きを置いた教育を提供しています。学生たちは、ビジネスの現場で必要となるスキルを身につけながら、高度な専門職業人に成長しています。このような教育の一環として、地域に密着した観光推進の活動は特に注目されています。
今後も、開志専門職大学の学生たちが創造する新たな観光企画に期待が高まります。地域の魅力を引き出す取り組みは、佐渡島だけでなく、他の地域にも広がる可能性があるのです。