スマートニュース、36億円の資金調達実施
スマートニュース株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:鈴木 健/浜本 階生)は、8月8日に約36億円の資金調達を行ったことを発表しました。この資金調達は、スマートフォン・タブレット向けのニュースアプリ「SmartNews」の事業強化を図る目的で実施されました。
資金調達の目的と背景
今回調達した資金は、国内外でのSmartNews事業のさらなる発展に向けた人材採用や海外拠点の整備、そして広告事業などの収益構造の構築に活用される予定です。特に、プロモーション活動を通じた事業成長の促進が期待されています。
リード投資家として参加したのは、ロンドンに本拠を置くアトミコとグリー株式会社です。アトミコはSkypeの共同創業者であるニクラス・ゼンストロームが設立した投資ファンド。彼はこの資金調達に際し、スマートニュースの成長に大きな期待を寄せています。彼は「スマートニュース社が国内で驚異的な成長を続け、今やグローバルな展開をこれから行おうとしていることに興奮しています」と述べています。
業務提携の重要性
加えて、スマートニュースは今回の資金調達に伴い、引受先企業との業務提携を行い、収益化とグローバル展開をさらに推進する意向を示しました。
- - グリー株式会社との業務提携により、SmartNews内でのモバイルゲームおよびアプリ関連コンテンツが強化されます。グリーはその領域において最適なコンテンツを提供し、海外展開においても支援を行います。
- - 株式会社ミクシィとの業務提携では、ネイティブ広告ネットワーク「スマートアド」の開発が進められます。この新たなネットワークにより、ユーザーにとって有益な広告を届けることが可能になります。
この両者との提携により、国内のメディアパートナーとの協業も進展し、ネットワークの規模を拡大することが期待されています。
経営体制の強化
また、スマートニュースでは経営体制も強化されており、鈴木 健が代表取締役会長 共同CEOに就任し、浜本 階生とともに経営の舵取りを行っています。さらに、米国のメディア業界での経験を持つリッチ・ジャロスロフスキーが新たにコンテンツ担当のヴァイス・プレジデントに就任し、米国市場でのパートナーシップ構築を進めています。
まとめ
スマートニュースの次なる成長に対する期待が高まる中、今回の資金調達と提携は、国内外の市場での拡大を後押しする重要なステップとなるでしょう。今後の進展に注目です。