茨城県境町での「アルゼンチンの日の集い」について
茨城県境町にある長田小学校では、第36回「アルゼンチンの日の集い」が開催されます。このイベントは、アルゼンチン共和国大使館との長年にわたる交流の一環であり、93年を迎える歴史的な集まりです。長田小学校とアルゼンチンとの関係は1933年に始まり、以来、毎年行われてきました。この催しは、児童たちが異なる文化や伝統に触れる貴重な機会となっています。
イベント概要
- - 開催日時: 令和7年11月26日(水)10時45分~
- - 場所: 境町立長田小学校 体育館(茨城県猿島郡境町蛇池409番地)
当日のタイムスケジュールは以下の通りです。
- - 10:45 ~ 11:45: アルゼンチンの日の集い
- - 11:55 ~ 12:10: セイボの植樹式
- - 12:20 ~ 13:00: アルゼンチン大使との交流給食
特別ゲストとして、アルゼンチンの著名なバンドネオン奏者であるエクトル・デル・クルト氏が参加し、魅力的な音楽を披露します。彼はタンゴの普及活動に情熱を注いでおり、過去にグラミー賞も受賞している実力派です。ここで演奏される「ミロンガ」や「ラ・クンパルシータ」は、アルゼンチンの文化を感じさせる名曲です。
歴史的な交流の変遷
境町とアルゼンチンとの交流は、1853年にまで遡ります。そのきっかけは、ペリー提督の来航に伴い、境町の藩士であった野本作次郎氏がアルゼンチン人船員との交流を深めたことに始まります。その80年後、1933年にはアルゼンチンのモンテネグロ代理公使が境町を訪れ、子供たちへの奨学金を送るといった温かい交流が続いてきました。
このような歴史を持つ長田小学校は、現在も国際交流を推進しています。近年では、アルゼンチンオリンピック委員会との基本合意書の締結や、東京2020オリンピックのホストタウンとしての役割も果たしました。境町は、アルゼンチンのホッケー選手団を受け入れた結果、見事に銀メダルを獲得する手助けとなりました。
未来への期待
長田小学校での「アルゼンチンの日の集い」は、これからも地域とアルゼンチンのつながりを深める重要なイベントです。児童たちは、このような行事を通じて国際的な感覚を養い、相互理解を深める経験を積むことができるでしょう。今年も多くの人たちが参加し、アルゼンチンと日本の文化交流を祝う盛大なイベントとなることを期待しています。アルゼンチンの日の集いにぜひお越しください!