スパイスファクトリーがHCD-Netに賛助会員として加入
スパイスファクトリー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役CEO:高木 広之介)は、2025年4月に特定非営利活動法人である人間中心設計推進機構(HCD-Net)の賛助会員として入会しました。この入会により、同社は人間中心設計(HCD)に関する専門的な知識や最新のトレンドを積極的に取り入れ、クライアント企業への提供価値をさらに高めていく方針です。
人間中心設計の重要性
デジタル・トランスフォーメーション(DX)は今や企業にとって欠かせない要素となっています。IPA(情報処理推進機構)が発表した「DX動向2024」によれば、企業の約2割しか顧客起点の価値創出によるビジネスモデルの根本的な変革を実現できていないことが確認されています。この背景には、システムやサービスが現場で利用されないという課題が存在します。
そこで重要なのが、ユーザーのニーズや利用環境を徹底的に理解し、設計や評価を繰り返す「人間中心設計」です。HCDを実践することで、業務に必要な機能やユーザーニーズにマッチしたプロダクトを開発することができます。
スパイスファクトリーの取り組み
スパイスファクトリーは、HCDに基づく専門家を有しています。人間中心設計専門家が2名、スペシャリストが1名おり、UXデザイナー9名中3名が資格を保有しています。大手・中小企業平均の3倍以上の教育投資を行い、DXに関連した多様なスキル育成に注力しています。これにより、クライアントの課題に的確に対応し、共に挑戦し続けます。
教育と研究
具体的には、ラピッド・プロトタイプ研修やOOUI研修など多様な研修を提供しています。さらに、資格取得支援制度や自学補助制度を通じて、社員のスキル向上を促進しています。また、「DesignOps」などのプロジェクトを通じて、業務改善のための研究を進行し、ユーザー体験の質を向上させることに注力しています。
今後の展望
スパイスファクトリーのInterface & Experience Design Divisionのゼネラルマネージャー、佐藤千秋氏は、HCD-Netの活動に対し感謝の意を表明し、今後も人間中心設計の実務者を育成し、社会に貢献することを誓っています。彼は「私たちもその一員として、社会に対する貢献を続け、実質的なDX支援に取り組んでいく」と強調しています。
HCD-Netについて
HCD-Netは、パートナーシップを通じてユーザビリティの向上を図るために設立された団体です。商品やサービスのユーザビリティを高め、実務家や専門家の活動を支援します。HCDに関する知識や技術を集約し、学術的な研究も行っているため、HCDの実践に興味のある方々にとっては非常に重要な存在となっています。
HCD-Netが目指すのは、HCDに基づく便利で快適な社会の実現です。また、経済発展にも寄与し、豊かでストレスのない生活環境を作ることを目指しています。
まとめ
デジタル変革が進む中、人間中心設計はその成功には欠かせない要素です。スパイスファクトリーがHCD-Netに加入したことは、企業がクライアントやユーザーとより良い関係を築き、持続可能な価値を創出するための重要なステップといえるでしょう。今後の取り組みに期待が高まります。