ルビコンがアフリカでのデジタル革命を先導
大日本印刷株式会社(DNP)のグループ会社であるルビコンSEZCが、2025年10月にザンビアのルサカで開催される「Digital Government Africa 2025」に初めて出展することを発表しました。この国際展示会はアフリカ最大級の政府向けデジタルサービス展であり、各国政府やセキュリティ業界の関係者が集う場として注目を浴びています。
デジタル化による未来のビジョン
近年、アフリカ諸国では、公正な選挙の確保や公平な社会サービスの提供を実現するために国民一人ひとりの正確な識別が必要不可欠となっています。ルビコンでは、Laxton(ラクストン)ブランドを通じて、生体情報を活用した政府向けID認証サービスを新興国に展開しています。展示会では、特に政府機関が直面するセキュリティ関連の課題を解決するための生体情報登録機器やソフトウェア、IDカードなどが紹介される予定です。
展示予定の主な製品
1.
国民IDカードの登録・認証ソリューション
アフリカの厳しい自然条件にも対応可能な、軽量で使い勝手の良いID登録・認証機器。電力やインターネットが不十分な遠隔地でも安定して動作します。
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2.
国勢調査向けソリューション
生体情報(顔・指紋・虹彩)を用いて、より正確な人口調査を実現するためのシステム。個々の識別を正確に行うことで、重複を防ぎ、調査の透明性と精度を高めます。
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今後の展望と国際展開
ルビコンはDNPとの連携を強化し、アフリカやアジア、南米などに向けた高品質なID認証サービスを拡充させる計画です。具体的には、「International Electoral Awards & Symposium」(ボツワナ、2025年10月1日~4日)や「ICAO Traveller Identification Programme」(カナダ、2025年11月4日~6日)にも出展を予定しています。この取り組みを通じて、すべての人々が安全で安心な社会の実現を目指しています。
なお、ルビコンは2025年6月にDNPにより買収され、国民情報の登録・認証サービスに特化した会社として成長してきました。今後もクオリティの高い技術を提供し続けることで、アフリカのデジタル化の未来を切り開いていく所存です。
すべては「誰もが心地よく、安全な生活を送れる世界」の実現に向けて──ルビコンの新たなスタートが期待されます。