SuMPOが新たに「有識者アドバイザー」を設立
一般社団法人サステナブル経営推進機構(SuMPO)は2025年7月1日をもって、新たに「SuMPO/有識者アドバイザー」を設立することを発表しました。この取り組みは、より持続可能な社会の実現を目指したもので、日々変化する社会潮流に対して科学的かつ実効的な提言を行う体制を強化するものです。
SuMPOの理念と目的
SuMPOは「心豊かな未来をSuMPOの業で創ります」という経営理念のもと、持続可能な発展を推進しています。今後の方針として、以下の目的を掲げています。
- - 高度専門知の導入: サステナブル経営の根幹を支えるために、専門的な知識を継続的に取り入れる。
- - 科学的根拠の強化: 調査や研究、政策提言活動を科学的に裏付け。
- - 知のネットワーク形成: 産学連携や社会実装を支援するための知識のネットワークを作り上げる。
- - 人材育成の強化: SuMPO内部の人材育成や技術継承の基盤を強化すること。
有識者アドバイザーの役割
新設される有識者アドバイザーは、SuMPOの活動において以下のような支援を行います。
1.
調査・研究活動への助言: 各種研究や調査に対するアドバイスおよびレビュー。
2.
経営方針への助言: SuMPOグループ各社の経営方針や計画の策定に関する専門的な助言。
3.
アクションプランの推進: 知識提供や共創参加を通じたアクションプランの推進。
4.
スタッフの力量向上支援: SuMPOスタッフのスキル向上を支援します。
有識者の紹介
初年度には特にLCA(ライフサイクルアセスメント)や環境政策等に精通した4名の専門家がアドバイザーとして参加します。
- - 菊池 康紀氏: 東京大学の教授で、化学システム工学を専門としており、再生可能資源の研究にも従事。
- - 中谷 隼氏: 東京大学准教授で、資源循環の物質フロー分析およびライフサイクル評価が専門。
- - 醍醐 市朗氏: 東京大学准教授で、脱炭素社会に向けたLCA手法を開発。
- - 中野 勝行氏: 立命館大学の教授で、環境経営と環境影響評価において豊富な知識を持っています。
将来の展望
SuMPOは、有識者アドバイザーを通じて、より多くの知識を蓄積し、国内外の最新の知見と連携しながら、サステナブル経営支援モデルを進化・発展させていくことを目指します。2030年に向けた中期経営ビジョンの策定を通じて、持続可能な社会の実現へと貢献していく意志を表明しています。今後も、SuMPOの取り組みに注目です。