障がい者インクルージョンサミット
2024-07-12 09:43:33

世界初!障がい者インクルージョン推進に向けたアカウンタビリティ・サミット開催へ

世界初!障がい者インクルージョン推進に向けたアカウンタビリティ・サミット開催へ



日本経済新聞社、国際組織Valuable500、日本財団の3者は、2025年12月3日(水)、4日(木)に東京で、障がい者インクルージョンに関する世界初のアカウンタビリティ・サミット「SYNC25アカウンタビリティ・サミット」を開催することを発表しました。

このサミットは、世界中の企業や団体が障がい者の排除なくすために協力し、障がい者の社会参加を促進することで、よりインクルーシブな社会の実現を目指しています。

グローバル企業のトップが東京に集結



2日間にわたるイベントには、Valuable 500に加盟するCEO、経営幹部、次世代リーダーに加え、世界中の障がい者コミュニティの代表者が一堂に会し、障がい者インクルージョンにおける進捗状況を共有し、今後の課題や目標について議論を行います。

サミットの名称「SYNC25」は、Valuable 500のミッションである「同期した集団行動(シンクロナイズド・コレクティブ・アクション:SCA)」を指し、社会変革を加速するためには、企業や団体が共通の目標に向かって連携し、行動していく必要があることを強調しています。

日本における障がい者インクルージョンの現状と課題



日本では今年4月に障がい者差別解消法が改正され、事業者による障がい者への合理的配慮の提供が義務付けられました。DE&I(ダイバーシティ&インクルージョン)の観点からも、障がい者インクルージョンに対するビジネス界の責任と役割が注目されています。

しかし、現実には、障がい者が働く機会や社会参加の機会は依然として限られています。このサミットは、日本国内だけでなく、世界中のビジネスリーダーに対して、障がい者インクルージョンへの意識改革と行動変容を促すことを目指しています。

日本経済新聞社の取り組み



日本経済新聞社は、このサミットを通じて、障がいの有無に関わらず、すべての人が尊重され、多様性から豊かさが生まれる社会の実現を目指しています。同社のパーパスである「考え、伝える。より自由で豊かな世界のために。」を体現する取り組みとして、このサミットを積極的に推進していきます。

Valuable 500 CEO ケイティ・タリコウスカ氏、日本財団 常務理事 樺沢 一朗氏のコメント



Valuable 500のCEOであるケイティ・タリコウスカ氏は、このサミットの開催について、「日本経済新聞社および日本財団との協力に感謝しています。日本経済新聞社のグローバルな影響力は、障がい者インクルージョンの重要性を広く認識させることに役立ちます。日本財団の支援は、このサミットを成功させるために不可欠です。共に、13億人の障がい者にとってよりインクルーシブな世界に向けた進歩を加速させる、変革的なイベントを作り上げていきます。」と述べています。

日本財団の常務理事である樺沢 一朗氏は、「日本財団は、障がい者の社会参加を進めることで、インクルーシブな社会の実現を目指しています。長年にわたり、私たちは世界中の政府、国際機関、障がい者当事者団体などと協力してきました。その経験から、企業が積極的に変わらなければ、社会は変わらないという確信を得ました。2025年12月、世界のビジネスリーダーたちが東京に集結し、社会を変えるための取り組みについて議論します。日本財団は、包摂的な社会の実現を目指して、企業パートナーとの長期的な協力関係を構築していきます。」とコメントしています。

Valuable 500について



Valuable 500は、2019年の世界経済フォーラム年次総会で発足した国際組織です。障がい者がビジネスの分野で潜在的な価値を発揮できる社会を目指し、ビジネスリーダーが改革を起こすことを目的としています。現在、500以上の企業やパートナーが加盟しています。

期待される効果



このサミットは、障がい者インクルージョンに関する国際的な議論を活性化させ、企業や団体が具体的な行動を起こすための触媒となることが期待されています。また、障がい者に対する社会全体の意識改革を促進し、障がい者が安心して暮らせる社会の実現に貢献すると考えられています。


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