脳性まひの日を受けて
2023年10月6日、毎年恒例の「世界脳性まひの日」に、特別なイベントが大阪市で催されます。主催は、NPO法人サードプレイス。脳性まひ児の家族がより安心して過ごせる社会の実現を目指し、福祉とメディアをテーマにしたトークセッションを予定しています。今回は、オンラインころまで多様な活動を行ってきたサードプレイスの新たな試みとして、オウンドメディア「共生マガジン INCL」のリリースを記念したイベントも同時開催されます。
イベントの概要
この特別なイベントでは、脳性まひ児の支援活動についての紹介が行われ、メディアが福祉の世界にどのように関与できるかを話し合うセッションが進行されます。参加するゲストには、ウェブメディア「greenz.jp」のプロジェクトマネージャー北川由依氏と、社会的困難を抱える女性をサポートする「KYOTO SCOPE」の高木大吾氏がいます。このセッションでは、彼らの実績や経験を交えながら、福祉とメディアの橋渡しの役割を探求します。
登壇者のプロフィール
- - 北川由依: 三重県出身で、地域に密着したメディア活動に取り組んでおり、既存の枠にとらわれない情報発信を行っています。
- - 高木大吾: 兵庫県生まれで、地域から全国へ向けたブランディング活動を行っており、特に健康と権利に関する啓発にも熱心に取り組んでいます。
- - 中西美穂: ジャーナリストであり、障害と福祉に関する取材を行い、自身の経験をもとに家族のコミュニティを創出したいという想いを持っています。
- - 東善仁: サードプレイスの副理事であり、福祉活動を支援するための事業にも携わっています。
記念イベントの意義
脳性まひの日に行うこのイベントは、ただのトークセッションに留まらず、脳性まひの理解を促進し、当事者やその家族の置かれている状況を理解するための重要な機会となります。また、「共生マガジン INCL」は、多様な視点で福祉の現状を伝えるメディアとして、当日の発表を通じて、今後の展望にも期待が寄せられています。多様な経験を持った登壇者たちが、参加者とともに福祉の将来について考える時間となることでしょう。
申込みと参加方法
参加希望の方は、事前に申し込みが必要です。特にメディア関係者には、お越しいただけると幸いです。会場にて介助が必要な場合は、事前にリクエストをお知らせください。皆様の参加を心よりお待ちしております。
NPO法人サードプレイスの紹介
NPO法人サードプレイスは、脳性まひを持つ子どもたちおよびその家族のための支援を行う団体です。社会の偏見を取り除き、安心して育児ができる環境作りに取り組んでいます。彼らの活動は、福祉や教育における政策提言や、障害児の親同士のコミュニティの構築を通じて、多くの人々に希望を与えています。参加者の皆様も、家庭や地域社会での経験を豊かにするために、このイベントをぜひ活用してください。